山口医学

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山口医学 Volume 60 Issue 1-2
published_at 2011-04-30

A case of duodenal carcinoma treated by surgery and adjuvant therapy with gemcitabine

外科的切除後にゲムシタビンによる補助化学療法を行った十二指腸癌の1例
Nakamura Munetaka
Kiyotoki Shu
Saito Mari
Gondo Toshikazu
fulltext
2.57 MB
B030060000101.pdf
Descriptions
症例は70歳代の女性.2009年2月,黒色便と吐血を認めたため,近医を受診した.上部消化管内視鏡検査で上十二指腸角の狭窄を認め,生検の結果,腺癌が検出された.膵頭十二指腸切除を施行し,切除標本の病理組織学的所見から十二指腸原発腺癌と診断した.一部で膵周囲組織に浸潤し,リンパ節転移も陽性であったことからゲムシタビンによる術後補助化学療法を施行したが,術後13ヵ月の時点で再発を認め経過中である.
Creator Keywords
十二指腸癌
術後補助化学療法
ゲムシタビン