山口医学

Back to Top

山口医学 Volume 59 Issue 3
published_at 2010-06-30

A case of duodenal GIST treated by surgery and adjuvant therapy

外科的切除後にイマチニブ投与を行った十二指腸GISTの1例
Kiyotoki Shu
Saito Mari
fulltext
1.55 MB
B030059000304.pdf
Descriptions
症例は64歳女性.近医の上部消化管内視鏡検査にて,出血を伴う潰瘍を形成した腫瘍が十二指腸下行脚に認められたため山口大学第一内科へ紹介された.腹部CTおよびMRIで十二指腸前方に最大径85mm大の腫瘤性病変を認めた.内視鏡下生検にてGISTと診断し,外科的切除を施行した.腫瘍は線維性被膜によって覆われ,他の周囲臓器への浸潤は認めなかった.術後の病理組織所見から高リスク群と診断され,イマチニブの術後補助化学療法を行い,術後7ヵ月再発なく経過観察中である.
Creator Keywords
GIST
イマチニブ
十二指腸