本論文では最適なワークフローを効率良く定義するために,あらかじめ部品化したワークフローを用いてワークフローを定義する方式について述べる。本方式ではワークフロー部品と合成規則の組からワークフローを合成し,合成したワークフローを定量的に評価し最適なワークフローを選択するという手順でワークフローを定義する。ワークフロー部品の管理にオブジェクト指向のクラスの概念を導入することによって,クラスごとに合成規則を定義できるようにしている。またワークフロー部品を時間ペトリネットでモデル化することによって,合成したワークフローを定量的に評価することを可能にしている。