本論文は、山口大学教育学部附属教育実践センター研究紀要第19号所収のくわ原昭徳論文「図書間利用学習のための入門授業(1) : 総合的学習「ゴッホのひまわり」授業の構想と実践」に続く論文である。上記論文の章立ては、「1.はじめに」「2.授業の構想と資料の収集」「3.総合的学習における図書館利用学習の入門授業の典型として」「4.授業の大よその流れ」「5.教材および参考資料」「6.最終的な指導案の作成」「7.第2日目の指導案」「8.子どもたちのノートから」「9.第1回授業の前に図書室で見つけた資料」である。上記の内容を承けて、本論は実際の授業場面(第1日目)の分析と検討が中心となる。