山口医学

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山口医学 Volume 6 Issue 2
published_at 1957-06

An Antopsy Case of Renal Cancer

腎癌の一剖検例
Uchino Fumiya
Sato Mamoru
Descriptions
 55才の女 左側腹部の疼痛を主訴とし、左上腹部に硬い腫瘤を触れた、左結腸曲部の癌の診断の下に剖検の結果、左腎、左結腸曲部を中心に小児頭大の腫瘤を形成して居た。組織学的検索に依り、左腎に原発にた癌腫で、腫?細胞は多形成、且つ一見肉腫状であり、Willisの分類に従えば、腎臓の第3型 Anaplastic Variantsに一致する一例であった。