Contents Menu
resource typedepartmental bulletin paper
Result 15481 Items
Id (<span class="translation_missing" title="translation missing: en.view.desc">Desc</span>)
Figurative expression as rhetoric in the Youshui-zhi-Shi (游説之士) in the warring states period
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
本稿は、陳軫の「蛇足故事」及び「管与の説」「卞荘子が虎を殺した話」という三つの故事がそれぞれ「戦国故事」においては寓話として機能していることを確認したうえで、陳軫の「管与の説」「卞荘子が虎を殺した話」と同じ「強者同士が闘い合うと、ともに疲弊して第三者の餌食になる」という筋立てをもつ寓話や比喩の使用例が説客の弁論中に複数見られることなどから、説客が用いたこれらの秀逸な比喩表現には、合従・連衡の外交戦略をめぐる弁論が盛んに行われた戦国中期の時代性の刻印が認められることを述べる。さらに、戦国中期の説客の「揣摩」の術(君主の本心を推し当てながら、君主を奮起させる弁論術)の核心は名声と実利の両面を同時に満足する計略を提案するところにあり、弁論中での比喩表現の使用は君主が計略を聞いて納得するための下地を作る意味があったことを述べる。最後に、以上の考察にもとづいて、故事成語の由来と意味を研究する際の留意点を述べる。
Creators : Nambu Hidehiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
本研究の目的は、書字に困難を抱える特別支援学校小学部に在籍する児童を対象に、書字の代替としてフリック入力の指導を行い、その効果を検討することであった。対象児は、特別支援学校小学部に在籍する知的障害を伴う広汎性発達障害のある5年生児童1名であった。個別学習の時間に、ポケットモンスターの名前や特徴について説明する図鑑を手書きで作成する課題とタブレット端末を用いてフリック入力で作成する課題を設定し、指導を行った。その結果、フリック入力により文字数と漢字の字数が手書きに比べて増加した。また、予測変換の使用回数も増えていった。さらに、対象児に対するインタビュー調査から、対象児にとってフリック入力は負担が少なく、書字の代替手段として妥当な方法であったことが示された。
Creators : Tomiyama Mei | Yoshida Nanako | Miyaki Hideo Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
本研究の目的は、知的障害を伴う広汎性発達障害のある児童に対し、話を振る行動の遂行を目指した指導を行い、その効果を検討することであった。特別支援学校小学部に在籍する知的障害を伴う広汎性発達障害のある5年生児童1名を対象に、個別学習の時間を活用して指導を行った。介入1では話を振る行動を促す視覚プロンプトとしてボールを用いて指導を行い、介入2ではボールの使用に加えて会話終了後に対象児が自発した話を振る行動の生起回数と内容を学級担任がフィードバックした。その結果、介入2において対象児の話を振る行動の生起回数が安定した。また、ボールを撤去したり、会話相手を変更したりしても生起回数は維持された。さらに、対象児の話す行動の最大持続時間についても大幅に短縮された。指導後に行った対象児および学級担任への調査の結果、本研究の社会的妥当性も概ね示された。
Creators : Yoshida Nanako | Miyaki Hideo Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
Why do humans learn, work, and live ?
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
学ぶのは働くためであり、働くのは、生き残り、よりよく生きる(幸福)のためである、というのがこの問いに対する一般的な回答である。しかし老いが深まり、死を前にすることでますます顕わになって来るのが「何のために生きるのか?」という問いである。同様にグローバルな規模で我々を駆り立てる得体の知れないシステムに酷使されつつ働く者にとっても「何のために働くのか?」という問いが顕在化しつつある。「働く意味」が不明瞭になれば、「学ぶ意味」も不明瞭になっていく。こうした傾向は今後ますます深刻なものになるだろう。それは人間が抱える意味と無意味の矛盾が歴史を通じて顕わになっていくということである。この矛盾が宗教・芸術・哲学の要求の源泉である。人間が本性的に矛盾を抱えるものである以上、こうした要求は誰においても前提できるが、同時に人間は本性的にこうした矛盾から目を逸らし、日常生活に埋没する。こうした状況にあって人間が生きるのも働くのも自分がその身に生まれた「人間」を学ぶためであるとして、宗教・芸術・哲学を根幹に置いた生涯学習の可能性に言及した。
Creators : Sano Yukihito Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
学校の理科の授業において、児童生徒の自然科学の概念や法則の認識の過程を追求し明らかにすることは重要である。特に、児童生徒の科学的概念形成を考えた理科の授業においては、児童生徒の学習課題や実験を考える上で大切な観点である。しかし、児童生徒の科学的概念形成を具体的な学習課題や実験と関連づけて明らかにした事例は少ない。実際は理科の教師の経験や感性に頼ってしまっている。そこで、科学的概念形成の授業を考えるのに有効な新しい授業戦略を考えた。理科の授業において科学的概念形成を明らかにしようとした3つの試み、「「到達目標」による授業」(玉田泰太郎)、「「のぼり・おり」理論」(酒井寛)、「ルーレッグ方式」(細谷純)をもとに新しく『概念形成図』を考えた。そして、科学的概念形成の理科の授業の授業戦略として『概念形成図』が活用できるか考察した。
Creators : 栗田 克弘 Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
この論文では、日本列島における江戸時代中期(享保期・元文期)の柑橘類栽培の地理的分布を地図で可視化し、今後の分析基盤の整備を進めた成果を報告する。柑橘類のデータは、『江戸時代中期における諸藩の農作物』(盛永・安田、1986)をもとに、『享保・元文諸国産物帳集成』(盛永・安田、1985)に記載された42の地域に関する内容をまとめたものである。94種類ある柑橘類の記載名を41種類の目録名(現在の一般的な品種名)に整理した。また、GIS(地理情報システム)を用いて23葉の分布地図を作成した。分布地図を概観すると、くねんぼ、だいだいなど関東から九州まで広く分布する「広域型」と、夏みかんのように限定された地方に分布する「地方型」など、地理的な分布の違いを見いだすことができる。
Creators : Nakamura Oki | Goto Yoshiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
The purpose of this study was to experimentally examine the effects of wearing masks and sunglasses on the impression rating of a person in a COVID-19 pandemic environment. In this study, two groups were set up for the degree of familiarity with the person of the stimulus, one with a first meeting and the other with a four-year personal relationship. The experiment was conducted with first-year and fourth-year undergraduates, and the results of impression ratings using the SD method showed that for females meeting for the first time, wearing a mask decreased familiarity with the stimulus more than with the standard stimulus. For males in the first meeting group, wearing sunglasses decreased forcefulness. In the group with higher intimacy, these impressions were not reduced. Cluster analysis using the participants' consciousness of their public appearance as the dependent variable revealed two clusters, one for the high and one for the low level of awareness of others. Comparing the two groups' ratings of men who met for the first time, the cluster with low awareness of others showed a decrease in forcefulness due to the wearing of the mask, whereas the cluster with high awareness of others showed no decrease in forcefulness.
Creators : Ichikawa Miki | Okibayashi Yohei Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
Effect of intellectual curiosity and regulatory focus on fixation of class contents
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
This study examined the relationship between intellectual curiosity and regulatory focus on the retention of learning content. An intellectual curiosity scale, a facilitative-preventive focus scale and a comprehension test of lessons were administered to 59 undergraduate students. Results of correlation analysis and multiple regression analysis showed that specific curiosity and gain-approach orientation were related to the comprehension test. Second, the interaction effect of specific curiosity on the relationship between comprehension tests and regulatory focus was significant. Simple slope analysis showed that the effect of specific curiosity was not significant in the lower gain-approach orientation group, while the effect of specific curiosity in the higher group was significant.
Creators : Okibayashi Yohei Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
A study of Beethoven's “Erlkönig” WoO131 completed by R. Becker
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
ゲーテによるバラード《魔王》は、シューベルトの作曲によって、音楽史に残る作品として確立された。日本国内でも広く愛好されている1曲と言えるだろう。これまで、ゲーテによるこの詩作に対して、様々な作曲家によって創作が試みられてきた。本研究では、ラインホルト・ベッカーによって補筆されたベートーヴェンの未完作品《魔王》を題材とする。ベートーヴェンの《魔王》そしてベッカーによる補筆完成版に至るまでを概観した上で、楽曲の分析を通し、本作品の持つ価値と演奏に関するアプローチについて考察を行った。本稿では、ベートーヴェンとベッカー、両作曲家の意図を読み解き、演奏におけるアプローチおよび作品の持つ固有の価値と魅力について結論を導いた。
Creators : Shiraiwa Jun Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
On the structure of modern art and creation of originality in Taiwan
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
本稿は台湾の近代の美術の変遷を構造化して、伝統美術から現代美術までを四層の構造を仮定して述べ、台湾における独自性を探るものである。四層は民族の伝統文化、西洋文化の影響、近代美術とデザインの国際様式、現代美術のそれぞれを想定している。そして具体的な美術家と作品を採り上げて四層構造を解説している。それらは林玉山、郭雪湖、陳進、陳澄波、李石樵、廖修平、李貞慧である。彼らの活動を紹介し、独自性追求の姿勢や理念を述べている。そして、現代におけるグローバル化とアイデンティティーの形成については、廖修平と李貞慧を採り上げ、彼らの制作理念を明らかにしている。最後に現在の台湾での美感教育に触れ、グローバル化とアイデンティティーの形成の教育について述べている。
Creators : Fukuda Takamasa Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
Editing “art educational information (Yamaguchi Prefecture version)”
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
『美術資料(山口県版)』は山口県で美術を学ぶ子どもたちにとってぜひ受け継いでほしい美術文化を掲載した資料集である。わずか12ページしかない誌面ではあるが、そこには「山口県の伝統と文化を受け継いでほしい」、「山口県にも誇れる美術環境や作品が多くある」、「山口県で学ぶならこのことは知っておいてほしい」という美術科教員としての想いが込められている。しかし、美術科教員にとって教えたいことや伝えたいことが異なる。地域の美術や身のまわりの美術にふれることの大切さについては指導すべき事項として学習指導要領には示されているが、それが具体的に何かは書かれていない。だからこそ、県内の美術科教員が集まり、話し合い、検討し、山口県版のページを作成している。本誌は、今回の編集の記録であり、今後も改訂していくための参考として残したいと考え、記したものである。
Creators : Adachi Naoyuki | Nishimura Yuko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
The meaning of “Kamitsukuyôni”
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
芥川龍之介作の「羅生門」の中に、下人の老婆に対する発言に関して、「嚙みつくように」という表現が用いられているところがある。現代語の「嚙みつくように」は、他に対して攻撃的な様子を表す表現として用いられることが一般的かと思われるが、近代の「嚙みつくように」は、現代語とは異なる意味を表していたと考えられる。本稿では、近代の「嚙みつくように」の用例をもとに、かつては、「相手としっかりつながるようにする様子」を表す喩えとして用いられていたのではないかということを述べるものである。あわせて、比較的最近においても、近代と同様な意味で「嚙みつく」という比喩が用いられた例があることについても述べる。
Creators : Nakano Nobuhiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
本論は、日本近代文学館に所蔵されている「武田泰淳コレクション」における未発表の草稿類資料「原稿 天命」(資料番号 T0056535)などを考察対象として取り上げ、草稿と初出本文との異同を検討することで、「聖王」「悪王」像が明確化され、美姫たちが格上げされ、「幸福な重耳」と「天命」が削除されたというテキストの生成過程を明らかにした。生成過程を踏まえ、改稿の時代背景から武田の「気持」を理解し、具体的に武田が「悠久なものがなぜほしかったか」、即ち本小説における「悠久のもの」(中国古典)の「現代」的意義を検討した。本小説において「悠久のもの」の「現代」的意義は、動乱の1960年代に面して、武田が「現実のきびしさを考える場合に」、「悠久のもの」から「よりどころとなり得るもの」である「徳」あるいは「王者(徳の高い人)」を追究し、「武力と悪知恵ではなくて、徳によっておさめられる静かな国」を強調し、中国古典を通して「現代」の難題を問い直したことであると思われる。
Creators : Son Shin | Yoshimura Makoto Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
日本語の自然会話においては様々な反復現象が見られるが,中でもある話者の発話末尾文にある要素が次の話者の発話冒頭文に現れているような反復現象が観察される。本稿では,そのような会話における反復を「話者間反復」と呼ぶ。従来の研究では,話者間反復は「形態的な制約」「統語的な制約」「談話的な制約」によって,いくつかの候補から,最も多くの制約が満たされている要素が選ばれて起こることが分かった。しかし,それら3つ制約のうちどれが優位であるのかに関しては,未解明である。本稿では,話者間反復における制約の優位性について考察する。その結果,「形態的な制約の優位性が相対的に高い」ということを仮定する。
Creators : Chang Yanli | 有元 光彦 Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
本稿の目的は,長崎県対馬・壱岐の4方言を対象とし,そこに起こるテ形音韻現象を記述することにある。さらに,対馬の佐護方言で発見された新たな「方言タイプPA#2」があり得る方言タイプであるかどうかについて検証していく。まず,対馬の佐護方言においては,新たな方言タイプのほかに,方言タイプTGが見られている。また,対馬の豆酘方言では方言タイプPAが観察される。同じ対馬に,同じPA系が分布していることは,「方言タイプPA#2」を仮定できる証拠になる可能性が高い。また,地理的分布の考察からも,壱岐方言をはじめ,近隣に類似の方言タイプが分布することから,その仮説がさらに支持できることになる。「方言タイプPA#2」の発見は,従来から仮定されている方言タイプPAにもさらなるバリエーションがあることを示すものである。今後,テ形音韻現象のより詳細な分類が求められる。
Creators : 有元 光彦 Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
新型コロナウイルス感染拡大防止対策のもとで合唱はリスクの高い活動とされ、2023年5月8日から「5類感染症」に移行したものの、3年以上もマスクを着用し、歌唱を制限された子どもたちを対象に合唱の魅力やあり方に基づいた効果的な合唱教育プログラムの開発は喫緊の課題であろう。筆者らは、2021年度山口大学教育学部附属光学園の研究テーマ:「well-beingにつながる学び」についての共同研究を契機に、音楽や合唱に関するwell-being研究を進めている。本研究においては、Achievement(達成)の項目を加えた合唱におけるwell-being尺度を開発し、大学生の合唱の質を測定した。その結果、仮説的な5因子を抽出することはできなかったが、合唱に関するポジティブで主体的な態度を測定する因子と、合唱によって仲間との関係性を意識したり、仲間からの受容を実感したりするという2因子の構成を見出した。また、媒介分析から、合唱による仲間からの受容を実感することで生活満足を高め、このことが合唱に主体的に取り組む態度を高めるという結論に達した。
Creators : Takahashi Masako | Okibayashi Yohei Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
本研究の目的は、小学校生活科の単元の中で地域に暮らす外国人住民との異文化間交流を取り入れた授業実践を行い、その教育的効果を検証することであった。交流前後にアンケート調査を実施し、外国人に対するイメージや好感度、交流意欲がどのように変化したかをテキストマイニングと対応のあるt検定により分析した。その結果、直接の交流を通して、児童の外国人に対するステレオタイプが払拭され、外国人や生活文化の多様性や人となりなどについて多くの気づきがあったことが伺えた。また、外国人に対する好感度や交流意欲が有意に高まっていることがわかった。このことから、本単元の「地域の人々や場所に親しみや愛着をもつことができるようにする」というねらいについてもある程度達成できたものと考える。
Creators : Nishio Koichiro | Tateishi Ikuha | Imai Sarara | Yamamoto Token Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
「御法」巻では紫の上の死が描かれている。新科目「古典探究」の教科書でも多く採録されている箇所である。高校生を対象とした授業提案も考えたが、本稿では「病」や「死」に関わることが多い看護学校での筆者自身が行った授業を対象に分析考察を行った。今回は、絵画と原文を対照させながら読むことに加えて、補助資料として「平安時代のお葬式事情」(コラム)や俵万智の文章を活用した。「時空を超えて思いを巡らす」時間としての古典の学びによって、現代を相対化する視座を得ることの意味や価値を考察した。また、受講者の「言葉自覚」「言葉の意識的な運用力」「言語化能力」を育成する「場」としての古典の学びの可能性を究明した。受験を目的としない「古典を読む、古典に親しむ」意味とは何なのか。千年も前の物語を読む必要性とは何かを検討することで、小中高大のみならず生涯教育における古典の学びの可能性を追究した。
Creators : Bando Tomoko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
On a creation system for slideshow-based video teaching materials
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
オンライン学習が急速に普及する中、ビデオ教材は教育分野において重要なツールとなっている。しかし、ビデオ制作には時間とコストがかかり、高品質なコンテンツを作成・更新することが難しいという課題が存在する。本論文は、これらの課題に焦点を当て、新しいアプローチを提案する。本論文ではHTML5を活用した新しい教材作成システムを紹介し、その特徴を解説する。この教材システムはスライドショー形式を採用し、静止画、解説、音声合成を組み合わせることにより。教材の修正を容易にしている。またブラウザ上で動作するので、さまざまなデバイスからアクセス可能である。これにより、ビデオ教材の制作・提供における効率性と柔軟性の向上が期待できる。本論文のシステムは、オンライン学習の未来に向けた教育技術の発展に貢献し、教育分野の変革に寄与する新たなアプローチを提供することを目指している。
Creators : Kitamoto Takuya Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
Hand movement identification using various machine learning methods
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
現在、様々な機械学習手法が考案され、比較的簡単に使うことができるようになっている。前回の研究[1]では、手の動作識別やそれを利用したカーソルの動きについて、深層学習を用いて学習回数が少なく高精度に識別する手法を用いたが、本研究ではその他の機械学習手法ではどうなのかを調査する。一つ一つ機械学習の手法を試していくのは、時間がかかるため、かなりの部分を自動化し、複数のモデルを比較できるPyCaretというPythonのライブラリを用いて実験を行う。PyCaretは、環境によってインストールに少し時間がかかることもあるが、それ以上に自動化によって受ける恩恵は大きい。PyCaretを使い、性能が高いモデルを探索し、それを使って 3動作識別を行うことで、遅延が少なく正確なカーソル操作を目指す。本手法では動作識別のたびに再学習が必要となるが、比較的シンプルな構成でコストも低いことから、筋電義手への応用に有用ではないかと考えられる。また、今回も前回の研究[1]を引き継ぎ、Arduino Uno R3 やMyoWare筋電センサといった安価で、手軽に実験できる機器を用いる。
Creators : Ito Masataka | Kitamoto Takuya Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Date Issued : 2024-01-31
Related Journals
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 45 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 68 40 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 71 40 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 72 39 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 61 38 Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 25 37 Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 50 37 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 3 Issue 1 36 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 62 36 山口大学文学会志 Volume 49 34 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 67 34 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 65 33 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 69 33 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 4 Issue 1 32 紀要 Volume 2 32 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 70 32 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 60 31 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 42 31 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 58 31 山口大学工学部学報 Volume 4 Issue 1 30 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 59 30 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 64 30 山口大学教育学部研究論叢 Volume 1 Issue 2 29 山口大学工学部学報 Volume 2 Issue 1 29 Memoirs of the Faculty of Engineering, Yamaguchi University Volume 39 Issue 1 29 Memoirs of the Faculty of Engineering, Yamaguchi University Volume 40 Issue 1 29 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 66 29 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 43 29 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 39 29 Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 54 29 山口大学工学部学報 Volume 3 Issue 1 28 山口大学医学部附属病院看護部研究論文集 Volume 84 28 Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 46 28 Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 48 28 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 47 28 Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 56 28 山口生物 Volume 17 27 山口大学教育学部研究論叢 Volume 1 Issue 1 27 Memoirs of the Faculty of Engineering, Yamaguchi University Volume 32 Issue 1 27 紀要 Volume 1 27 山口大学医学部附属病院看護部研究論文集 Volume 82 27 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 63 27 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 50 27 山口大学教育学部研究論叢 Volume 2 Issue 1 26 Bulletin of the Faculty of Agriculture, Yamaguchi University Volume 3 26 Memoirs of the Faculty of Engineering, Yamaguchi University Volume 30 Issue 2 26 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 41 26 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 57 26 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 44 25 Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 52 25
Show More
Show Less