1)採取6ヶ月後のきささげ葉の水,及び有機溶媒抽出成分の作用について検討した結果,効力はほぼ半減していた。また、アセトン抽出成分が、他の溶媒抽出成分より強力であった。2)現在使用されている,抗真菌症薬物(有機酸類)の八菌株に対する作用を見た。結果は,従来より報告されているのとおなじであった。3)有機酸類,及びそのナトリウム,カリウム,亜鉛塩類の抗菌作用を検討した結果,抗菌性は酸度とかなり一致していることを認めた。4) Paraben,Undecylinic acidについて,菌の生存試験及び薬物反復作用試験を行った。全般的に見ると,第一回の成績と第十回に得た結果に著しい差異は見られなかった。