山口医学

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山口医学 Volume 13 Issue 1
published_at 1964-03

Epidemiodogical Studies on The Possible Relationship Between the Prevalence of Poliomyelitis and Dysentery Part2.Relationship of the Annual Trend and the Geographical Distribution of the Morbity Rate Between Poliomyelitis and Dysentery

ポリオと赤痢の流行関係についての疫学的考察第2篇 ポリオ罹患率と赤痢罹患率との年次的地域的関係
Kawamura Toshiharu
Descriptions
1)わが国では、古くは関東を含めてその以西の各地病院の臨床統計と大正12年(1923)以降の死亡統計から見て、明治43年(1910)に西南日本の諸県にポリオが流行し、また、大正12~13年(1923~24)と昭和12~14年(1937~39)に流行のpeakがあったことが知られている。因に、明治33~42年(1900~1909)の10ヶ年間は専ら東北日本の諸県で赤痢が流行して、西南日本の諸県では赤痢の発生が少なかったこと(前掲第1図)。また、大正6~10年(1917~22)前後の数年間は全国的に赤痢の発生が最も少なかった時代であること。さらにまた、昭和12~14年(1937~39)頃は全国的に赤痢が急増した時代であること(前掲第2図)。など彼れ此れ綜合して見ると、戦前のポリオ流行も赤痢の流行との関連性が考えられるようである。