Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University

Faculty of Education, Yamaguchi University

PISSN : 2433-3670
NCID : AA12810513

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Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 72
published_at 2023-01-31

On exercises in propositional logic using computers

計算機を用いた命題論理の演習について
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4.02 MB
山口大学教育学部研究論叢_72_023.pdf
近年、数式処理の研究分野で注目されているQuantifier Eliminationは応用範囲が広く、様々な分野への応用が可能と言われている。実際、国立情報学研究所が中心となって実施された「ロボットは東大に入れるか」というプロジェクトでは、数学の問題解法にQuantifier Eliminationが活用され、その有効性が確認された。プログラミング教育が必修の小・中学校・高等学校ではIT技術の活用が求められており、小・中学校・高等学校の教員を目指す学生がこのQuantifier Eliminationについて学ぶことは意義が大きいと考えられる。そこで教員を目指す学生の授業の一部において、数学の大学入試問題をQuantifier Eliminationを用いて解くことにより命題論理の演習を実施したので、その経過と結果を報告する。