本研究は入学半年後の大学1年生を対象に、睡眠が体重、体調に与える影響を調査及び、介入にて検討した。調査から、本対象者の睡眠時間は全国の学生平均より短く、慢性的な睡眠不足が伺えた。睡眠状況(就寝・起床時刻、睡眠時間)と肥満度に関連はみられなかった。一方、就寝時刻と体調では、就寝時刻がO時以降の者は0時前の者より有意に体調が悪かった。また睡眠習慣を改善する介入では、介入前後及び群間で、睡眠状況や体重に差は認められなかった。先行研究と相反する本結果は、対象者が生活習慣改善の緊急性が高くない大学生であったこと、また6週間の介入期間が習慣の改善には短かったことが推測された。