山口大学では、J-CAT 日本語テスト渡日前受験、学内受験を実施し、留学生の日本語学習支援に活用してきた。2014年、入門・初級レベルの学習者を対象としたJ-Bridge日本語初級テストを開発した。現在、開発を行っているBJ-CATビジネス日本語テスト、SJ-CAT日本語スピーキングテストと併せ利用していき、適応型テストによる日本語評価システムの構築を行っている。これによって、入門から超級レベルまで全レベルの留学生の日本語能力判定および「読む・書く・話す」の3技能の能力判定を行うことが可能となる。本稿では、J-Bridge 日本語初級テストの開発と日本語評価システム構築の過程について述べる。