企業の課題に取り組むPBLを徳山大学、松山東雲女子大学・短期大学、梅光学院大学と連携して実施した。連携校はそれぞれに目標を持ちながら、一部を共通化した学習プログラムである。山口大学は、「東京PBL合宿おもてなしプログラム」と題して大学通りのカフェの集客対策をテーマとした。連携校の共通の問題意識に“積極性に欠ける学生へのアプローチ”があった。キャリア形成イベントや正課外プログラムに日頃参加しない学生たちも、勇気を出して一歩踏み出す。参加意欲を引き出し、教育効果が高いプログラム開発を試行した。その結果、教育効果をもたらすとともに、話題性にも一定の成果があった。今後は、積極性の低い学生との出会いをどう作っていくかが課題である。