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Tamoto Shoichi

Affiliate Master Yamaguchi University

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教育において問いは極めて重要である。問いについては多くの理論的、実践的な研究の成果があ る。しかし、これらの研究では問いとはどのようなものであるかなどの原理的な考察を欠く。その ため、問いは学習者にとって探究すべきものではないこともある。つまり、問う者が不在なのであ る。実存論的とは、問う者であるわれわれのあり方から考察することである。さらに、問う者であ るわれわれは真理を求める。実存論的な真理は自己との関係によって明らかにされる。以上から次 の3点について論じている。第1に、日常的実践としての問いは、実践に埋没していることである。 第2に、科学的認識としての問いは、客観的真理に呪縛されることである。第3に、本来的実存の 可能性としての問いである。本来的実存は、自己と世界の関係において真理を問うこととなる。そ のため、自己と世界の関係性を問い直し新たな実践を作り出す可能性を秘めることになるのである。
Creators : Tamoto Shoichi Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University
本学部社会科教育選修2年次を対象とした「社会科内容開発研究」において、附属中学校の2つの歴史授業を観察し、それぞれの授業から気付いた論点を抽出して発表し、討議する演習を実施した。この演習の成果を受けて、教職課程と社会科教育の今日的動向の中で、教育実習以前の学部段階における社会科教員養成に求められることは何か、について担当教員4名が考察した結果、以下の見解を得た。今日的状況の中で必要なことは、単に表面的にアクティヴな活動やICTを取り入れる等の学習形態を学ぶことではなく、その根底となる知の在り方、知的探求の在り方を問い直させ、社会や歴史の事象を資料に基づいて追究したり、社会や他者の伝える情報を適切に活用して解釈を共有する能力を形成してゆくことに求められる。
Creators : Yoshikawa Yukio Tamoto Shoichi Yamamoto Hajime 森下 徹 Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University
Creators : Tamoto Shoichi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター