J-CAT(Japanese computerized adaptive test)は、日本語能力をコンピュータ上で測定する適応型(アダプティブ)テストで、受験者の能力に合った問題が出題され、結果は絶対評価で示される。文字・語彙アイテムには基本的で重要な語を含むよう、親密度や頻度や話題も考慮し、錯乱肢の作成にあたっては学習者の具体的な誤りを参考にして質の高いアイテムを目指した。動画を利用したデジタルアイテムの作成にも着手し、語の基本的な意味や使い方、擬音語・擬態語の理解などを問う問題が可能であることも検証している。