大学生は社会人に相当する体格, 経済感, そして十分な「正課外活動」の時間を有している。自身の「正課外活動」に関して成長につながるよう意識することが重要である。大学教育において「正課」と「正課外活動」は,「学士力」の育成という観点で共に重要な役割を担っている。この考え方は「就職氷河期」に非常に顕著になった。大学は「正課」と「正課外教育」による教育体制を構築し, 新たな「正課外教育プログラム」を開発するだけでなく, 様々な学生の「正課外活動」に着目して,そこから生まれる教育効果を見つけて支援体制を整えていくべきである。