正課外活動である山口大学おもしろプロジェクトにおいて2007年度から2018年度に採択された企画をSDGs(持続可能な開発目標)の17 目標に対する分類を行った。その結果,SDGsの目標における「教育」,「実施手段」,「都市」が多く,正課外活動はこの3者の観点で社会貢献性が強いことがわかった。また「保健」や「イノベーション」も多くなる傾向にあった。この2 者が多くなったことから学生による正課外活動の着想,実行は,自身の所属学部の専門性に大きく依存することが示唆された。学生の自由な発想に基づく正課外活動には社会貢献性があると言えるが,同時に社会貢献に関する分類において大きな偏りが生じることも明らかとなった。