Journal of higher education

山口大学教育・学生支援機構

EISSN : 1349-4163

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Journal of higher education Volume 19
published_at 2022-03

Proof-of-concept for improving information accessibility by using speech recognition and hearing support systems

音声認識技術と補聴システムの活用による授業情報保障の向上のための実証実験
Ezaki Satsuki
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552 KB
大学教育_19号-005.pdf
障害等のある学生へ情報保障の方法として音声認識技術の活用が進んでいるが, より有効に活用するためには認識率の担保や運用方法の工夫が必要となる。本稿では, 音声認識技術と補聴システムとを組み合わせた情報保障の質の向上のために, 端末や機器の使用方法を工夫する余地がどの程度あり得るのかについて, 実証実験結果をもとに分析する。実証実験からは, 同じ動画教材でも音量の調節や, 機材の組み合わせにより認識率に差異があることが明らかとなった。一方で, 動画教材の音源の鮮明度等によっては, 技術や機器の使用方法による認識率に大きな開きは見られなかった。このことから, 情報保障機材等の工夫がある程度有効であるものの, 発話や教材作成時の雑音への配慮が必要であると言える。
Creator Keywords
高等教育機関
障害学生
修学支援
音声認識
補聴システム
情報保障