Bulletin of the Faculty of Agriculture, Yamaguchi University

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Bulletin of the Faculty of Agriculture, Yamaguchi University Volume 29
published_at 1975

Studies on N-Efficiency Improvement under Flooded Conditions : II. Effects of Point Placement and Tmings of Nitrogen Application on the Yield of Rice

水田における窒素の効果的な利用に関する研究 : II.水稲収量に及ぼす窒素肥料の深層点状施肥と施肥時期の影響
Higashi Toshio
Descriptions
本試験は East-West Center (ホノルル,ハワイ) の East-West Food Institute (1977年に East-West Resource Systems Institute となった)において,東アジアを中心に1974年より行なっている Feertilizer INPUT (Increasing Productivity Under Tight Supplies) Project の試験研究の一部として行なったものである。1975~1976年にかけて行なわれた水稲部門の試験結果によれば,基肥に対する尿素や尿素泥団子の深層点状施肥および IB や SCU などの緩効性窒素肥料の施肥は,従来の全層施肥に比べて水稲による窒素利用率が極めて高く,また,収量に対しても効果的であることが示された。これらの結果に基づいて,次年度の試験に関する会議が1977年5月,タイ国,チェン・マイ大学で開かれ,“水稲収量に及ぼす窒素肥料の深層点状施肥と施肥時期の影響”に関する試験を行なうことが決められた。1975年に山口大学農学部附属農場水田で行なった上記圃場試験の結果の概要は以下のとおりである。(以下,略)