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Oshie Takashi

Affiliate Master Yamaguchi University

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本論文は2022年9月10日に実施した,日本人間性心理学会第41回大会自主シンポジウムでの発表内容を加筆修正したものである。当日は押江が企画者および話題提供者を,上西と田中が話題提供者を,髙橋が指定討論者を務めた。これは,デジタルトランスフォーメーション(DX)時代における人間性心理学の位置づけや今後の課題を議論するものである。
Creators : Oshie Takashi Uenishi Hiroyuki Tanaka Hideo Takahashi Noriko Publishers : 山口大学大学院教育学研究科附属臨床心理センター
PCAGIP法は、事例提供者の提出した簡単な事例資料をもとに、ファシリテーターと参加者が協力して参加者の力を最大限に引き出し、その経験と知恵から事例提供者に役立つ新しい取り組みの方向や具体的ヒントを見いだしていくプロセスを学ぶグループ体験である。本研究では対面でのPCAGIP法を、可能な限りそのままのかたちでオンラインにて実施し、そのセッションの過程と参加者の感想から、オンラインPCAGIPならではの利点および問題点を検討し、その視点から改めてPCAGIP法の特徴について議論した。PCAGIP法はオンラインでも実施可能であり、多様な参加者を獲得できる可能性を有していること、今後は対面PCAGIPとオンラインPCAGIPの目的に応じた使い分けも有効といえるであろうこと、オンラインPCAGIPは身体性の欠如したテレプレゼンスを前提としており、それはもはやPCAGIP法そのものではないかもしれないこと等を論じた。
Creators : Oshie Takashi Ishikawa Chikako Iwano Hikaru Hashiba Yuka Sakai Kaho Takahashi Kyosuke Yanagihara Mako Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University
本研究は質問紙調査により挫折体験の意味づけとフォーカシング的経験および外傷後成長(Post-Traumatic Growth,以下“PTG”と表記)との関連を検討するものである。パス解析の結果,(1)フォーカシング的経験のうち「体験過程の受容と行動」はPTGを促進すること,(2)挫折体験の意味づけのうち「同化」はフォーカシング的経験の「間が取れている」と「体験過程の確認時間・空間の確保」,「体験過程の受容と行動」を促進し「体験の感受」を抑制すること,また(3)挫折体験の意味づけのうち「調節」は「体験の感受」と「体験過程の受容と行動」を促進すること,(4)人は挫折体験を経験した際,「同化」と「調節」の両方を体験しがちであることが示された。以上より「同化と調節の振り子モデル」が提示され,調節のみならず同化も有機体の実現傾向のあらわれとして位置づけうること,また一見進んでいないようにみえるクライエントのプロセスを受容することが,結果としてプロセスを進めることにつながるうることが示唆された。
Creators : Oshie Takashi Publishers : 山口大学大学院教育学研究科附属臨床心理センター
本研究は挫折体験により知覚されたストレスとフォーカシング的態度および自己成長感との関連を検討するものである。パス解析の結果,(1)挫折体験により知覚されたストレスは問題意識性を高め,フォーカシング的態度による吟味のプロセスを経て自己成長感を高めること,(2)挫折体験により知覚されたストレスはフォーカシング的態度を抑制することが示された。あわせて本研究の結果が臨床に示唆する意義について議論した。
Creators : Oshie Takashi Publishers : 山口大学大学院教育学研究科附属臨床心理センター
Creators : Oshie Takashi Yamane Tomonari Ikegaya Ayaka Sakamoto Kazuhisa Kumura Nami Shiraishi Junichi Publishers : 山口大学教育学部
Creators : Oshie Takashi Mitobe Jun Otsuka Sosuke Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Creators : Oshie Takashi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター