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Ono Fuminori
Affiliate Master
Yamaguchi University
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Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
pp. 31 - 40
published_at 2024-01-31
昨今,校則の見直しの動きが加速するなかで,校則の内容や必要性を理解するためには,各校則の制定理由を理解し,子どもと学校が互いに納得していることが重要であると考える。本研究では「小学校の校則に複数の制定理由を想定し『校則の種類』や『個人特性』が校則の制定理由に対する納得の程度に与える影響を検討する」ことを目的する。これにより,校則に関する学校の説明責任を果たす一助となることに加え,各学校の校則が「社会通念上合理的と認められる範囲」であるかどうかを再考するきっかけになることを期待する。また,アンケート調査の回答を基に分析した結果により,どの理由においても納得しにくい校則について,当該校則の必要性の再考を提案した。
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
pp. 27 - 30
published_at 2024-01-31
本研究では顔の記憶課題成績と自閉傾向との関連の有無を調べた。実験の結果,自閉傾向全体の得点と顔記憶の再認課題成績についての関連は見られなかった。また,自閉傾向尺度の下位尺度の一つである「注意の切り替え」については,制限のない実験と概念情報によって記憶する実験において,注意の切り替え得点が高い群の方が成績が高かった。本研究の結果から再認記憶課題成績と自閉傾向得点との関連は見られなかったが,注意の切り替えの部分においては顔の記憶課題に影響がある可能性が示された。
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
pp. 23 - 26
published_at 2024-01-31
本研究では“あがり”を軽減する要因として練習量を調整要因として,さらに,楽観主義傾向と悲観主義傾向に着目し,これらの要因が“あがり”意識と課題遂行に与える影響について検討した。その結果,練習量が多い条件では少ない条件と比較して課題遂行における失敗数が少なかったものの“あがり”意識に変化はみられなかった。練習量と楽観主義,また練習量と悲観主義の分散分析の結果,優位な差はみられなかった。また練習量が多いことにより楽観主義と“あがり”意識を構成する因子の1つである責任感に負の相関がみられた。以上より,楽観主義傾向の者には量の多い練習が“あがり”意識の軽減効果を持つ可能性があることが示された。
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 72
pp. 29 - 33
published_at 2023-01-31
ある物体が人間の顔のように見える現象を顔パレイドリアと呼ぶ。本研究では、顔パレイドリアの表情認知に与える性格特性の影響を調べることを目的として調査を行った。調査協力者は、提示された顔パレイドリア画像と人間の顔画像に対し、5つの感情(幸福、悲しみ、驚き、怒り、嫌悪)をどの程度表しているかを評定した。その後、性格特性(BigFive、共感性)の質問紙に回答をした。調査の結果、人間の顔と比較して顔パレイドリアでは複数の表情認知をしやすく、性格特性のうち特に外向性と関連があることが分かった。さらに、外向性の低い人は驚き画像と怒り画像から幸福の表情を読み取りやすいことが示された。
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 72
pp. 21 - 28
published_at 2023-01-31
本研究では、友人などの他者と一緒にいる状況ではなく自分一人でいる状況ですべての座席が空席であることを想定した場面を設定し、出入口の位置と教卓の有無を操作したうえで、座席選択の志向性が、出入口の位置と教卓の有無によって異なるか否か、また、座席選択の志向性とパーソナリティとの関連について、182名の協力者のもと、Web調査を行った。調査の結果、出入口の影響がある群の人数は教室よりも自習室の方が多く、出入口の影響がない群は自習室よりも教室の方が多かった。また、教室においては、出入口の影響なし群よりも出入口の影響あり群の方が、神経症傾向、視線による不安・恐怖が高い傾向にあることが示された。座席選択行動が、出入口の位置や教卓の有無といった部屋のつくりや用途の違いによって影響を受けること、その影響の度合いが選択者のパーソナリティによって異なる可能性が示唆された。
Creators :
Yamauchi Hiroto
Takahashi Kyosuke
Ono Fuminori
Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 72
pp. 13 - 19
published_at 2023-01-31
注視点の周辺文字量が文の理解度と読書速度に与える影響について検討した。視力をもとに実験参加者を2つの群に分けたところ、理解度テストの得点において、低視力者に比べ高視力者の得点が高くなった一方、読書速度においては視力による差が見られなかった。高視力者は理解度を高めるために読書速度を落としていた、あるいは、低視力者は読書速度を上げる代わりに理解度を低下させていたことが考えられる。また、読書量をもとに実験参加者を2つの群に分けたところ、画面に3~4行ずつ提示した文章では、読書量が少ない者は多い者に比べ、主観的な理解度を高く回答した。読書量が多い者はどの提示形態も同程度文字を捉えることができた。一方、読書量が少ない者は、画面全体に全文提示している文章では文字を的確に捉えることが難しいため、空白によって集中して文を読むことができた文章をより理解できたように感じたことが考えられる。
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 67
pp. 39 - 43
published_at 2018-01-31
Creators :
Kawasaki Tokuko
Kosugi Koji
Ono Fuminori
Ooishi Eiji
Endo Noyuri
Otsuka Rui
Publishers : 山口大学教育学部
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 67
pp. 29 - 32
published_at 2018-01-31
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 64
pp. 83 - 91
published_at 2015-01-31
Creators :
Kosugi E Koji
Kawasaki Tokuko
Tsuneyoshi Tetsuzo
Ono Fuminori
Oshie Takashi
Okibayashi Yohei
Publishers : 山口大学教育学部
The Japanese journal of psychology Volume 85 Issue 3
pp. 233 - 239
published_at 2014-08
i-Perception Volume 4 Issue 3
pp. 144 - 146
published_at 2013
Retrospective perceptual distortion of position representation does not lead to delayed localization
Advances in cognitive psychology Volume 9 Issue 1
pp. 20 - 31
published_at 2013
Creators :
Au K. C. Ricky
Ono Fuminori
Watanabe Katsumi
Publishers : Faculty of Psychology, University of Finance and Management in Warsaw | Vizja Press & IT
Consciousness and cognition : an international journal Volume 22 Issue 1
pp. 99 - 110
published_at 2013-03