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Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 203 - 206
published_at 2024-01-31
This study examined the relationship between intellectual curiosity and regulatory focus on the retention of learning content. An intellectual curiosity scale, a facilitative-preventive focus scale and a comprehension test of lessons were administered to 59 undergraduate students. Results of correlation analysis and multiple regression analysis showed that specific curiosity and gain-approach orientation were related to the comprehension test. Second, the interaction effect of specific curiosity on the relationship between comprehension tests and regulatory focus was significant. Simple slope analysis showed that the effect of specific curiosity was not significant in the lower gain-approach orientation group, while the effect of specific curiosity in the higher group was significant.
Creators : Okibayashi Yohei Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 16:05:24
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 207 - 212
published_at 2024-01-31
The purpose of this study was to experimentally examine the effects of wearing masks and sunglasses on the impression rating of a person in a COVID-19 pandemic environment. In this study, two groups were set up for the degree of familiarity with the person of the stimulus, one with a first meeting and the other with a four-year personal relationship. The experiment was conducted with first-year and fourth-year undergraduates, and the results of impression ratings using the SD method showed that for females meeting for the first time, wearing a mask decreased familiarity with the stimulus more than with the standard stimulus. For males in the first meeting group, wearing sunglasses decreased forcefulness. In the group with higher intimacy, these impressions were not reduced. Cluster analysis using the participants' consciousness of their public appearance as the dependent variable revealed two clusters, one for the high and one for the low level of awareness of others. Comparing the two groups' ratings of men who met for the first time, the cluster with low awareness of others showed a decrease in forcefulness due to the wearing of the mask, whereas the cluster with high awareness of others showed no decrease in forcefulness.
Creators : Ichikawa Miki | Okibayashi Yohei Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 16:22:18
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 213 - 222
published_at 2024-01-31
この論文では、日本列島における江戸時代中期(享保期・元文期)の柑橘類栽培の地理的分布を地図で可視化し、今後の分析基盤の整備を進めた成果を報告する。柑橘類のデータは、『江戸時代中期における諸藩の農作物』(盛永・安田、1986)をもとに、『享保・元文諸国産物帳集成』(盛永・安田、1985)に記載された42の地域に関する内容をまとめたものである。94種類ある柑橘類の記載名を41種類の目録名(現在の一般的な品種名)に整理した。また、GIS(地理情報システム)を用いて23葉の分布地図を作成した。分布地図を概観すると、くねんぼ、だいだいなど関東から九州まで広く分布する「広域型」と、夏みかんのように限定された地方に分布する「地方型」など、地理的な分布の違いを見いだすことができる。
Creators : Nakamura Oki | Goto Yoshiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 16:30:46
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 223 - 232
published_at 2024-01-31
学校の理科の授業において、児童生徒の自然科学の概念や法則の認識の過程を追求し明らかにすることは重要である。特に、児童生徒の科学的概念形成を考えた理科の授業においては、児童生徒の学習課題や実験を考える上で大切な観点である。しかし、児童生徒の科学的概念形成を具体的な学習課題や実験と関連づけて明らかにした事例は少ない。実際は理科の教師の経験や感性に頼ってしまっている。そこで、科学的概念形成の授業を考えるのに有効な新しい授業戦略を考えた。理科の授業において科学的概念形成を明らかにしようとした3つの試み、「「到達目標」による授業」(玉田泰太郎)、「「のぼり・おり」理論」(酒井寛)、「ルーレッグ方式」(細谷純)をもとに新しく『概念形成図』を考えた。そして、科学的概念形成の理科の授業の授業戦略として『概念形成図』が活用できるか考察した。
Creators : 栗田 克弘 Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 16:48:43
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 233 - 240
published_at 2024-01-31
学ぶのは働くためであり、働くのは、生き残り、よりよく生きる(幸福)のためである、というのがこの問いに対する一般的な回答である。しかし老いが深まり、死を前にすることでますます顕わになって来るのが「何のために生きるのか?」という問いである。同様にグローバルな規模で我々を駆り立てる得体の知れないシステムに酷使されつつ働く者にとっても「何のために働くのか?」という問いが顕在化しつつある。「働く意味」が不明瞭になれば、「学ぶ意味」も不明瞭になっていく。こうした傾向は今後ますます深刻なものになるだろう。それは人間が抱える意味と無意味の矛盾が歴史を通じて顕わになっていくということである。この矛盾が宗教・芸術・哲学の要求の源泉である。人間が本性的に矛盾を抱えるものである以上、こうした要求は誰においても前提できるが、同時に人間は本性的にこうした矛盾から目を逸らし、日常生活に埋没する。こうした状況にあって人間が生きるのも働くのも自分がその身に生まれた「人間」を学ぶためであるとして、宗教・芸術・哲学を根幹に置いた生涯学習の可能性に言及した。
Creators : Sano Yukihito Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 16:58:16
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 241 - 247
published_at 2024-01-31
本研究の目的は、知的障害を伴う広汎性発達障害のある児童に対し、話を振る行動の遂行を目指した指導を行い、その効果を検討することであった。特別支援学校小学部に在籍する知的障害を伴う広汎性発達障害のある5年生児童1名を対象に、個別学習の時間を活用して指導を行った。介入1では話を振る行動を促す視覚プロンプトとしてボールを用いて指導を行い、介入2ではボールの使用に加えて会話終了後に対象児が自発した話を振る行動の生起回数と内容を学級担任がフィードバックした。その結果、介入2において対象児の話を振る行動の生起回数が安定した。また、ボールを撤去したり、会話相手を変更したりしても生起回数は維持された。さらに、対象児の話す行動の最大持続時間についても大幅に短縮された。指導後に行った対象児および学級担任への調査の結果、本研究の社会的妥当性も概ね示された。
Creators : Yoshida Nanako | Miyaki Hideo Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 17:05:02
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 249 - 254
published_at 2024-01-31
本研究の目的は、書字に困難を抱える特別支援学校小学部に在籍する児童を対象に、書字の代替としてフリック入力の指導を行い、その効果を検討することであった。対象児は、特別支援学校小学部に在籍する知的障害を伴う広汎性発達障害のある5年生児童1名であった。個別学習の時間に、ポケットモンスターの名前や特徴について説明する図鑑を手書きで作成する課題とタブレット端末を用いてフリック入力で作成する課題を設定し、指導を行った。その結果、フリック入力により文字数と漢字の字数が手書きに比べて増加した。また、予測変換の使用回数も増えていった。さらに、対象児に対するインタビュー調査から、対象児にとってフリック入力は負担が少なく、書字の代替手段として妥当な方法であったことが示された。
Creators : Tomiyama Mei | Yoshida Nanako | Miyaki Hideo Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 17:13:05
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 255 - 264
published_at 2024-01-31
本稿は、陳軫の「蛇足故事」及び「管与の説」「卞荘子が虎を殺した話」という三つの故事がそれぞれ「戦国故事」においては寓話として機能していることを確認したうえで、陳軫の「管与の説」「卞荘子が虎を殺した話」と同じ「強者同士が闘い合うと、ともに疲弊して第三者の餌食になる」という筋立てをもつ寓話や比喩の使用例が説客の弁論中に複数見られることなどから、説客が用いたこれらの秀逸な比喩表現には、合従・連衡の外交戦略をめぐる弁論が盛んに行われた戦国中期の時代性の刻印が認められることを述べる。さらに、戦国中期の説客の「揣摩」の術(君主の本心を推し当てながら、君主を奮起させる弁論術)の核心は名声と実利の両面を同時に満足する計略を提案するところにあり、弁論中での比喩表現の使用は君主が計略を聞いて納得するための下地を作る意味があったことを述べる。最後に、以上の考察にもとづいて、故事成語の由来と意味を研究する際の留意点を述べる。
Creators : Nambu Hidehiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 17:20:50
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 265 - 274
published_at 2024-01-31
本研究は、保育者が子どもの育ちや保育の過程を言語化して他の保育者と共有し、「子どもにとってどうか」という視点から保育を検討するために、どのような園内研修に取り組むとよいか検討した。保育園のクラス主担任保育者を参加者とした園内研修に取り組んだ結果、以下の内容が効果的であった。1.「子どもの主体的な遊び」をテーマとし、同じ参加者で継続的に取り組む、2.日々の保育をもとに書いたエピソード記録を取り上げる、3.エピソード記録を書いた保育者の問題意識をふまえた話し合いをする、4.SOAPの視点や「具体化を促す問い」を意識して取り組む、5.園内研修後に毎回ポートフォリオ記録を書く。園内研修に参加した保育者間で共有したことを、同じクラスの担任保育者とも共有するための方法の検討が、今後の課題となった。
Creators : Nakashima Hisako Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 17:31:42
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 275 - 285
published_at 2024-01-31
イザベラ・バード(1831~1904)はイギリスの探検家で、明治11年東京を起点に日光から新潟へ抜け、日本海側から北海道に至る北日本を旅した。その旅が記したものが「日本における人跡未踏の道」という回想録である。本論文では、「日本における人跡未踏の道」を分析することで、バードの日本旅食生活を明らかにした。
Creators : Senneck Andrew Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 09:32:34
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 287 - 303
published_at 2024-01-31
第1として、重度・重複障害等を有する生徒の衣生活に関する意識調査を行った。その結果、生徒は自分の着る服を自身で選ぶことは少なく、保護者が選んだ服を受動的に着ていることが明らかになった。第2として、生徒の衣生活への関心を高めさせることを目的に、文化祭にてファッションショーを実施した。事後アンケートから、出演した生徒は着装を人に褒められることから自己有用感を高め、また観客となった生徒や保護者、教員には衣服指導への理解が高まったことが示された。第3として、シミュレーションソフトを用いて衣服の色やコーディネートを画面上で生徒が選び、意見を述べ合う学習指導を行ったところ、色彩や組み合わせの知識が豊かになることで、衣服を主体的に選択しようとする意欲が高まった。これらから、生徒の余暇や卒業後の衣生活を念頭に置き、衣服の選び方、着装の知識を指導していくことが生徒のQOL(生活の質)を向上させると推察された。
Creators : Yamamoto Reiko | Matsuda Nobuo Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 09:43:16
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 305 - 313
published_at 2024-01-31
Creators : Horike Yoshitsugu Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 09:50:17
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 315 - 324
published_at 2024-01-31
Creators : Horike Yoshitsugu Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 09:54:22
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 325 - 332
published_at 2024-01-31
品詞をどう特定するかは議論のあるところである。基本的な文法を学ぶ際、この単語は名詞、これは動詞と、単語に貼り付けられた特徴のように教えられるし、そうした品詞分類は言語現象を理解するには有効である。しかし、実は、品詞を決定する基準は必ずしも明白ではない。辞書での記述も一つの語に複数の品詞が示されていることは多い。英語の歴史的背景からいえば、形態的特徴、統語的特徴いずれからも捉えることができ、複雑である。ただ、実際の使用においては、言語使用者は、英語の歴史とは関係なく、自分の知識の範囲で自分の知っている語彙を駆使するのである。その点で、品詞転換という現象は、言語使用者の創造的な活動という捉え方もできる。本稿は、主に共時的観点から、小説の言語にみられる品詞転換の現象を記述し、それがどのような文体的効果をもたらすかを明らかにする。一語レベルにとどまらず、句や節が文中で果たす役割も含めて分析を試みるものである。
Creators : Matsutani Midori Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:14:24
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 333 - 339
published_at 2024-01-31
本研究では、第6学年の国語の「海の命」において「なぜ、太一はクエ(瀬の主)にもりを打たなかったのだろうか」について話し合う授業を実践し、「授業者と児童の発話の記録」、また、「児童の考えとその考えを支持する児童の人数」を小学校の教員(授業者,参観者,不参観者)に示して知らせ、その解釈について知見を得た。前者を解釈した教員の記述には、授業の反省点、授業の改善点、児童の発話に関する見取り、授業展開の妙が示されていた。後者を解釈した教員の記述には、児童が支持する考えの増減をもとにした見取りが示され、また、授業の改善点、推察した児童の考えが示されていた。
Creators : Saiki Hideto | Fujimoto Moeka | IKENAGA Ayumi | Isobe Hiroaki | Ono Masahiro Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:29:06
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 341 - 348
published_at 2024-01-31
本研究では、第6学年の国語の「海の命」において「なぜ、太一はクエ(瀬の主)にもりを打たなかったことを生涯だれにも話さなかったのだろうか」について話し合う授業を実践し、「授業者と児童の発話の記録」、また、「児童の考えとその考えを支持する児童の人数」を小学校の教員(授業者,参観者,不参観者)に示して知らせ、その解釈について知見を得た。前者を解釈した教員の記述には、授業の反省点、授業の改善点、授業展開の妙、話し合いの妙、児童の発話に関する見取りが示されていた。後者を解釈した教員の記述には、児童が支持する考えの増減をもとにした見取りが示されていた。
Creators : Saiki Hideto | Fujimoto Moeka | IKENAGA Ayumi | Isobe Hiroaki | Ono Masahiro Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:38:44
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 349 - 358
published_at 2024-01-31
「Well-beingにつながる学び」を意識して実施された小・中学校の社会科の授業を授業者・研究者で相互に考察した結果、社会科で蓄積されてゆく「思考・判断」の内実が明らかになってきた。それは、「個別的部分的」なことと「一般的全体的」なことを相互に関係付け、前者から後者への一方通行にならず、一般化への動きに抗して個別の固有性をとらえてゆく思考、「時間軸」を立て、社会の動きを長期的・短期的と多層的にとらえてゆく思考、社会の動きに対して「決定論」「人為論」の両極に寄らず、「可能論」の視座でとらえてゆく思考、の3点である。この3点は今日の社会科授業やカリキュラムのあり方に大きな意味をもち、この観点からの授業やカリキュラムが開発されてゆく必要がある。
Creators : Yoshikawa Yukio | Chijimatsu Tetsuhiro | Yoshioka Tomoko | Ikeda Kanta Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:49:25
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 359 - 367
published_at 2024-01-31
本研究では、特別支援学校に在籍する知的障害のある中学部生徒に対し、美術科の段階を基にした実態把握を行い、段階に応じた目標設定と指導内容を選定した上で「振り返りシート(生徒用)」を作成・活用した美術科授業実践を行った。授業の中で定期的に振り返りながら、表現及び鑑賞の活動に取り組むことで、表したいイメージがどのように変容したのか、記入文字数や発表場面での発語数と共に質的内容について分析した。「振り返りシート(教員用)」も作成・活用することで、教員の評価も授業改善や指導・支援に生かすことをめざした。 その結果、実態の異なる生徒それぞれが「振り返りシート」に提示された問いを視点に、造形的な見方・考え方を働かせながら、表したいイメージを具体化させ、学びを深めていく姿を確認することができた。このことから、「振り返りシート」が断片的になりがちな知的障害のある生徒の思考まとめることに有効に機能したことが推測された。
Creators : Nishimura Emi | Kitamura Takuya | Suto Kunihiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:58:46
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 369 - 374
published_at 2024-01-31
特別支援学校中学部に在籍する自閉スペクトラム症のある生徒に対して、自発的なハイタッチ行動の形成とその効果を検証することを目的とした。特定の活動終了直後に目の前に五指を開いた手が差し出されることでハイタッチ行動が生じていた生徒に対し、①「イエイ」や「ヤッター」などの音声言語、②研究実施者が差し出す手の位置、③研究実施者が差し出す手のひらの形(「グー」か「パー」)の3つのプロンプト組み合わせて段階的に提示したところ、これらのプロンプトがなくても特定の課題終了後に自発的にハイタッチ行動を生起するようになり、それが別の場面にも般化した。自閉スペクトラム症の生徒に対してハイタッチ行動のような非言語コミュニケーション行動を形成するための手段について考察した。
Creators : Ono Takafumi | Suto Kunihiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 11:06:30
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 375 - 380
published_at 2024-01-31
温泉水には様々なイオンが含まれており、温泉地によって成分や含有量が異なっている。それらには当然金属イオンも存在しており、温泉地によってその金属イオンの種類や含有量が異なっている。したがって、この温泉水を草木染の媒染に役立つ可能性があり、温泉水の種類(温泉地)によって異なった色味を出せることが期待される。そこで本実験では、山口県内の10か所の温泉水を利用して草木染を行い、その色味の変化をみた。結果は期待していたほどの色味変化はなく、ほぼ草木の色素そのものに近い色であった。これは、他県に比して山口県は温泉地が多いが、その主成分はナトリウムやカルシウムで、それ以外の成分はごく微量であること、ナトリウムイオン、カルシウムイオンは今回使用した色素に対して、それほど色味変化を伴わないためと考えられる。
Creators : Hoshino Hiroshi Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 11:21:33
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 381 - 388
published_at 2024-01-31
本稿は、低学年「生活」教科書をもとに、台湾における環境教育カリキュラムの構造を明らかにしようとしたものである。環境問題は、一国にとざされたものではなく、地球的課題としてどのように向き合うのかという「グローバル教育」の地平線にたって実践的可能性を模索しなければならない。しかしながら、小学校低学年の場合、冒頭からグローバルな空間認識のもとで実践を展開させていくことは難しい。ここで有効となり得るのが国際的な比較研究であり、台湾は日本と同じく低学年に「生活」があることから、「生活」教科書にあるプラスチックごみの削減を題材とした単元を取りあげ分析することで、比較カリキュラム論として国際的な参照軸から実践的可能性の展望を見出すことができる。
Creators : Yamashita Daiki | Shojima Akiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 11:36:08