土地は人間が生存の基盤であり、社会集団によって土地の使用制度は違う。中国の農村においては昔から必ず土地の一部分を残して公的に利用される。これは村の共同体意識を構える基本的条件である。且つ、土地は”公”と”私”の問題ではなく、根本的には人間との関係にある。土地制度が変わっても人間が土地との感情が疎遠することはない、土地は永遠に農民の古里である。従って、農民にとって土地を占有するかしないかの問題ではなく、使用と流通の際、最大限に経済的収益が保障できるか否かが最重要である。そして土地に関する論理も占有ではなく、生存に論理がある。結局、”耕者は其の田を有する”と言う夢が実現できるか否かは問題の中心となる。