従来,産卵鶏に対する人工照明いわゆる点灯飼育は,秋から冬にかけての日照時間の短かくなる季節の産卵率の低下を防止する目的で,主として24時回日周期内での日照時間を補足するために行われてきた。尓来多くの研究者によって照明時間を変動させたいろいろの方法が考案され,実用化されてきた1)3)5)7)9)10)。近年無窓鶏舎が開発,普及されるに及んで,光線管理の方式はますます複雑化している2)4)。 筆者は無窓鶏舎を設置し,6時間毎に人工照明の点滅を行うことによって,1日を2周期とする人為的光線管理を行い,ニワトリの育成期と産卵期を通じての影響を調べた。