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Yamaguchi daigaku bungakukaishi Volume 73 pp. 1 - 22
published_at 2023-03-20
Creators : Kuwahata Yoichiro Updated At : 2023-04-25 16:49:16
Yamaguchi daigaku bungakukaishi Volume 73 pp. 23 - 38
published_at 2023-03-20
Creators : Hayashi Shinichi Updated At : 2023-04-25 16:57:44
Journal of cross-cultural studies Volume 17 pp. 21 - 37
published_at 2023-03-31
Creators : Hayashi Shinichi Publishers : 山口大学人文学部異文化交流研究施設 Updated At : 2023-04-06 15:40:40
山口国文 Volume 47 pp. 91 - 106
published_at 2024-03-01
Creators : Hayashi Shinichi Publishers : 山口大学人文学部国語国文学会 Updated At : 2024-04-19 14:39:28
Journal of cross-cultural studies Volume 17
published_at 2023-03-31
Publishers : 山口大学人文学部異文化交流研究施設 Updated At : 2023-04-06 13:48:54
Journal of cross-cultural studies Volume 17 pp. 1 - 20
published_at 2023-03-31
Creators : Abe Yasuki Publishers : 山口大学人文学部異文化交流研究施設 Updated At : 2023-04-06 15:32:08
Journal of cross-cultural studies Volume 17 pp. 93 - 104
published_at 2023-03-31
Creators : 田中 晋作 Publishers : 山口大学人文学部異文化交流研究施設 Updated At : 2023-04-06 16:47:40
Journal of cross-cultural studies Volume 17 pp. 39 - 55
published_at 2023-03-31
Creators : Ma Biao Publishers : 山口大学人文学部異文化交流研究施設 Updated At : 2023-04-06 16:21:42
Journal of cross-cultural studies Volume 17 pp. 71 - 84
published_at 2023-03-31
本研究では、男性顔の時代変化とそのメカニズムを明らかにするために、日本を代表する美男子コンテストである「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のBEST30通過者の顔写真を題材として検討を行った。まず、1988年から2021年までのBEST30通過者を4つの時期ごとに分けて、それぞれの時期の美男子平均顔を作成した。次に、大学生を対象者としたアンケート調査において、ランダムに並び替えた4種類の美男子平均顔について、①印象評価と②恋愛相手・結婚相手としての魅力度を測定した。そしてさらに、美男子平均顔に対する魅力度の違い(選り好み)を説明するための変数として、対象者の③結婚観・子ども観など配偶戦略について尋ねた。 このようなアンケート調査を行った結果、①最新の美男子平均顔ほど、より「穏やか」で「女性的」、「ひ弱」と評価される傾向があり、美男子平均顔の「脱男性化」が主観的印象ではなく、客観的事実であることが確認された。そして、②最も「穏やか」な最新の美男子平均顔に対して、半数以上の女子学生が恋人・結婚相手としての魅力を感じており、その割合は男子学生の予想を大きく上回っていた。さらに、③このような女子学生の選り好みは、結婚相手の経済力を重視しない姿勢や子どもへの従順性の期待、ブレイン・フォグ頻度の低さなどとも関連していた。 これらの知見にもとづけば、美男子平均顔にみられる「脱男性化」の傾向は、女性の選り好みを反映しており、女性の選り好みは、恋愛や結婚、子育てに関する配偶戦略の変化の影響を受けていると考えられる。ただし、先行研究によれば、男性顔の「脱男性化」は、先進諸国に広く見られるだけでなく、人類史全体を通じた一貫した傾向でもあると指摘されている。これらの指摘を前提とするならば、「脱男性化」した男性顔への選り好みは、時代変化を超えた頑健な傾向であり、人類の「自己家畜化」をもたらしている大きな要因の一つとも考えられる。
Creators : Takahashi Masahito | Somekawa Misato Publishers : 山口大学人文学部異文化交流研究施設 Updated At : 2023-04-06 16:33:04
山口国文 Volume 47 pp. 69 - 78
published_at 2024-03-01
Creators : 紀 実歩 Publishers : 山口大学人文学部国語国文学会 Updated At : 2024-04-19 14:21:32
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 369 - 374
published_at 2024-01-31
特別支援学校中学部に在籍する自閉スペクトラム症のある生徒に対して、自発的なハイタッチ行動の形成とその効果を検証することを目的とした。特定の活動終了直後に目の前に五指を開いた手が差し出されることでハイタッチ行動が生じていた生徒に対し、①「イエイ」や「ヤッター」などの音声言語、②研究実施者が差し出す手の位置、③研究実施者が差し出す手のひらの形(「グー」か「パー」)の3つのプロンプト組み合わせて段階的に提示したところ、これらのプロンプトがなくても特定の課題終了後に自発的にハイタッチ行動を生起するようになり、それが別の場面にも般化した。自閉スペクトラム症の生徒に対してハイタッチ行動のような非言語コミュニケーション行動を形成するための手段について考察した。
Creators : Ono Takafumi | Suto Kunihiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 11:06:30
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 349 - 358
published_at 2024-01-31
「Well-beingにつながる学び」を意識して実施された小・中学校の社会科の授業を授業者・研究者で相互に考察した結果、社会科で蓄積されてゆく「思考・判断」の内実が明らかになってきた。それは、「個別的部分的」なことと「一般的全体的」なことを相互に関係付け、前者から後者への一方通行にならず、一般化への動きに抗して個別の固有性をとらえてゆく思考、「時間軸」を立て、社会の動きを長期的・短期的と多層的にとらえてゆく思考、社会の動きに対して「決定論」「人為論」の両極に寄らず、「可能論」の視座でとらえてゆく思考、の3点である。この3点は今日の社会科授業やカリキュラムのあり方に大きな意味をもち、この観点からの授業やカリキュラムが開発されてゆく必要がある。
Creators : Yoshikawa Yukio | Chijimatsu Tetsuhiro | Yoshioka Tomoko | Ikeda Kanta Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:49:25
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 241 - 247
published_at 2024-01-31
本研究の目的は、知的障害を伴う広汎性発達障害のある児童に対し、話を振る行動の遂行を目指した指導を行い、その効果を検討することであった。特別支援学校小学部に在籍する知的障害を伴う広汎性発達障害のある5年生児童1名を対象に、個別学習の時間を活用して指導を行った。介入1では話を振る行動を促す視覚プロンプトとしてボールを用いて指導を行い、介入2ではボールの使用に加えて会話終了後に対象児が自発した話を振る行動の生起回数と内容を学級担任がフィードバックした。その結果、介入2において対象児の話を振る行動の生起回数が安定した。また、ボールを撤去したり、会話相手を変更したりしても生起回数は維持された。さらに、対象児の話す行動の最大持続時間についても大幅に短縮された。指導後に行った対象児および学級担任への調査の結果、本研究の社会的妥当性も概ね示された。
Creators : Yoshida Nanako | Miyaki Hideo Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 17:05:02
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 145 - 153
published_at 2024-01-31
日本語の自然会話においては様々な反復現象が見られるが,中でもある話者の発話末尾文にある要素が次の話者の発話冒頭文に現れているような反復現象が観察される。本稿では,そのような会話における反復を「話者間反復」と呼ぶ。従来の研究では,話者間反復は「形態的な制約」「統語的な制約」「談話的な制約」によって,いくつかの候補から,最も多くの制約が満たされている要素が選ばれて起こることが分かった。しかし,それら3つ制約のうちどれが優位であるのかに関しては,未解明である。本稿では,話者間反復における制約の優位性について考察する。その結果,「形態的な制約の優位性が相対的に高い」ということを仮定する。
Creators : Chang Yanli | 有元 光彦 Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-16 17:49:02
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 381 - 388
published_at 2024-01-31
本稿は、低学年「生活」教科書をもとに、台湾における環境教育カリキュラムの構造を明らかにしようとしたものである。環境問題は、一国にとざされたものではなく、地球的課題としてどのように向き合うのかという「グローバル教育」の地平線にたって実践的可能性を模索しなければならない。しかしながら、小学校低学年の場合、冒頭からグローバルな空間認識のもとで実践を展開させていくことは難しい。ここで有効となり得るのが国際的な比較研究であり、台湾は日本と同じく低学年に「生活」があることから、「生活」教科書にあるプラスチックごみの削減を題材とした単元を取りあげ分析することで、比較カリキュラム論として国際的な参照軸から実践的可能性の展望を見出すことができる。
Creators : Yamashita Daiki | Shojima Akiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 11:36:08
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 49 - 56
published_at 2024-01-31
本研究の目的は、教員のジェンダー観や校種、および性別により、児童生徒への意識や関わりに 違いがあるかについて、児童生徒側の性別も合わせて検討することである。対象は小中学校の教員 123名(小学校男性27名、小学校女性53名、中学校男性24名、中学校女性19名)で、2022年12月に 質問紙調査を実施した。質問紙の構成は、「役割分業観」と、男女の児童生徒それぞれに対する「生 徒への抵抗感」「指導上の困難感」であった。分析の結果、小学校男性教員は女子児童への関わり は難しいという意識が高い可能性があること、小学校女性教員は男女区別なく接している意識が高 いことが考えられた。また、中学校教員は男性教員・女性教員いずれも同性の生徒に関わりやすさ や理解しやすさを感じている可能性が示唆された。
Creators : Kasuga Yumi | Tsuchiya Namiko | Nagaya Kazuhisa Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-15 17:11:10
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 193 - 201
published_at 2024-01-31
ゲーテによるバラード《魔王》は、シューベルトの作曲によって、音楽史に残る作品として確立された。日本国内でも広く愛好されている1曲と言えるだろう。これまで、ゲーテによるこの詩作に対して、様々な作曲家によって創作が試みられてきた。本研究では、ラインホルト・ベッカーによって補筆されたベートーヴェンの未完作品《魔王》を題材とする。ベートーヴェンの《魔王》そしてベッカーによる補筆完成版に至るまでを概観した上で、楽曲の分析を通し、本作品の持つ価値と演奏に関するアプローチについて考察を行った。本稿では、ベートーヴェンとベッカー、両作曲家の意図を読み解き、演奏におけるアプローチおよび作品の持つ固有の価値と魅力について結論を導いた。
Creators : Shiraiwa Jun Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 15:57:54
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 203 - 206
published_at 2024-01-31
This study examined the relationship between intellectual curiosity and regulatory focus on the retention of learning content. An intellectual curiosity scale, a facilitative-preventive focus scale and a comprehension test of lessons were administered to 59 undergraduate students. Results of correlation analysis and multiple regression analysis showed that specific curiosity and gain-approach orientation were related to the comprehension test. Second, the interaction effect of specific curiosity on the relationship between comprehension tests and regulatory focus was significant. Simple slope analysis showed that the effect of specific curiosity was not significant in the lower gain-approach orientation group, while the effect of specific curiosity in the higher group was significant.
Creators : Okibayashi Yohei Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 16:05:24
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 169 - 174
published_at 2024-01-31
芥川龍之介作の「羅生門」の中に、下人の老婆に対する発言に関して、「嚙みつくように」という表現が用いられているところがある。現代語の「嚙みつくように」は、他に対して攻撃的な様子を表す表現として用いられることが一般的かと思われるが、近代の「嚙みつくように」は、現代語とは異なる意味を表していたと考えられる。本稿では、近代の「嚙みつくように」の用例をもとに、かつては、「相手としっかりつながるようにする様子」を表す喩えとして用いられていたのではないかということを述べるものである。あわせて、比較的最近においても、近代と同様な意味で「嚙みつく」という比喩が用いられた例があることについても述べる。
Creators : Nakano Nobuhiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-16 17:59:05
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 333 - 339
published_at 2024-01-31
本研究では、第6学年の国語の「海の命」において「なぜ、太一はクエ(瀬の主)にもりを打たなかったのだろうか」について話し合う授業を実践し、「授業者と児童の発話の記録」、また、「児童の考えとその考えを支持する児童の人数」を小学校の教員(授業者,参観者,不参観者)に示して知らせ、その解釈について知見を得た。前者を解釈した教員の記述には、授業の反省点、授業の改善点、児童の発話に関する見取り、授業展開の妙が示されていた。後者を解釈した教員の記述には、児童が支持する考えの増減をもとにした見取りが示され、また、授業の改善点、推察した児童の考えが示されていた。
Creators : Saiki Hideto | Fujimoto Moeka | IKENAGA Ayumi | Isobe Hiroaki | Ono Masahiro Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:29:06
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 375 - 380
published_at 2024-01-31
温泉水には様々なイオンが含まれており、温泉地によって成分や含有量が異なっている。それらには当然金属イオンも存在しており、温泉地によってその金属イオンの種類や含有量が異なっている。したがって、この温泉水を草木染の媒染に役立つ可能性があり、温泉水の種類(温泉地)によって異なった色味を出せることが期待される。そこで本実験では、山口県内の10か所の温泉水を利用して草木染を行い、その色味の変化をみた。結果は期待していたほどの色味変化はなく、ほぼ草木の色素そのものに近い色であった。これは、他県に比して山口県は温泉地が多いが、その主成分はナトリウムやカルシウムで、それ以外の成分はごく微量であること、ナトリウムイオン、カルシウムイオンは今回使用した色素に対して、それほど色味変化を伴わないためと考えられる。
Creators : Hoshino Hiroshi Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 11:21:33
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 341 - 348
published_at 2024-01-31
本研究では、第6学年の国語の「海の命」において「なぜ、太一はクエ(瀬の主)にもりを打たなかったことを生涯だれにも話さなかったのだろうか」について話し合う授業を実践し、「授業者と児童の発話の記録」、また、「児童の考えとその考えを支持する児童の人数」を小学校の教員(授業者,参観者,不参観者)に示して知らせ、その解釈について知見を得た。前者を解釈した教員の記述には、授業の反省点、授業の改善点、授業展開の妙、話し合いの妙、児童の発話に関する見取りが示されていた。後者を解釈した教員の記述には、児童が支持する考えの増減をもとにした見取りが示されていた。
Creators : Saiki Hideto | Fujimoto Moeka | IKENAGA Ayumi | Isobe Hiroaki | Ono Masahiro Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:38:44
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 57 - 66
published_at 2024-01-31
教育において問いは極めて重要である。問いについては多くの理論的、実践的な研究の成果があ る。しかし、これらの研究では問いとはどのようなものであるかなどの原理的な考察を欠く。その ため、問いは学習者にとって探究すべきものではないこともある。つまり、問う者が不在なのであ る。実存論的とは、問う者であるわれわれのあり方から考察することである。さらに、問う者であ るわれわれは真理を求める。実存論的な真理は自己との関係によって明らかにされる。以上から次 の3点について論じている。第1に、日常的実践としての問いは、実践に埋没していることである。 第2に、科学的認識としての問いは、客観的真理に呪縛されることである。第3に、本来的実存の 可能性としての問いである。本来的実存は、自己と世界の関係において真理を問うこととなる。そ のため、自己と世界の関係性を問い直し新たな実践を作り出す可能性を秘めることになるのである。
Creators : Tamoto Shoichi Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-15 17:19:24
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 275 - 285
published_at 2024-01-31
イザベラ・バード(1831~1904)はイギリスの探検家で、明治11年東京を起点に日光から新潟へ抜け、日本海側から北海道に至る北日本を旅した。その旅が記したものが「日本における人跡未踏の道」という回想録である。本論文では、「日本における人跡未踏の道」を分析することで、バードの日本旅食生活を明らかにした。
Creators : Senneck Andrew Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 09:32:34