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Takemoto Yoshihiro

Affiliate Master Yamaguchi University

Resection of pulmonary metastases from colorectal cancer

山口医学 Volume 59 Issue 4 Page 173-177
published_at 2010-08-31
B030059000404.pdf
[fulltext] 1.62 MB
Title
結腸・直腸癌の肺転移切除症例の検討
Resection of pulmonary metastases from colorectal cancer
Creators Hayashi Masataro
Creators Tanaka Toshiki
Creators Takemoto Yoshihiro
Creators Harada Eijiro
Creators Tsushimi Takaaki
Creators Ueda Kazuhiro
Creators Enoki Tadahiko
Creators Hamano Kimikazu
Source Identifiers [PISSN] 0513-1731 [NCID] AN00243156
Creator Keywords
結腸癌 直腸癌 肺転移 肺切除
1998年1月から2009年6月までに,結腸癌もしくは直腸癌の肺転移に対し当科で肺切除を施行した21例を対象とし,臨床像・予後・予後に影響を与えた因子についてレトロスペクティブに検討した. 男性が11例で女性が10例,肺手術時の平均年齢は66歳であった.原発巣は結腸8例,直腸13例で,原発巣の病期はII期7例,IIIA期5例,IIIB期2例,IV期7例であり,IV期7例は全例同時性肺転移症例であった.原発巣手術から肺手術までの期間は,平均894日であった.同時性症例では,腸管の手術と肺の手術以外に肝切除を行った症例が2例あった.1回の手術で切除した肺病変の数は最高3個で,平均1.29個,大きさは平均19.1㎜であった.肺の手術術式は部分切除が14例と最も多く,区域切除が1例,肺葉切除が6例であった.左右両肺の部分切除を同時に行った症例も1例あったが,周術期に大きな合併症を併発した症例はなかった. 遠隔期死亡例7例のうち原病死が5例で,肺切除後の5年生存率は45.2%であった.肺手術後に再々発が確認された症例は9例で,部位は肺と肝臓が4例ずつ,局所再発が1例であった.肺切除後の無再発5年生存率は29.8%であった.背景因子別では経過中に肝転移を認めた8例で累積生存率が低い傾向を認めたが,その他の因子には有意差は認めなかった. 結腸・直腸癌の肺転移症例においては完全切除が可能であれば良好な予後が期待できるが,予後規定因子については更なる検討が必要である.
Subjects
医学 ( Other)
Languages jpn
Resource Type journal article
Publishers 山口大学医学会
Date Issued 2010-08-31
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]0513-1731
[NCID]AN00243156
[isVersionOf] [NAID]http://ci.nii.ac.jp/naid/40017298872
Schools 医学部