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A case of giant infected liver cyst

山口医学 Volume 54 Issue 2-3 Page 63-68
published_at 2005-06-30
B030054000202.pdf
[fulltext] 1.15 MB
Title
巨大感染性肝嚢胞の一例
A case of giant infected liver cyst
Creators Tanaka Toshiki
Creators Takenaka Hiroaki
Creators Hayashi Masanori
Creators Onoda Masahiko
Creators Morita Nobuyoshi
Creators Hamano Kimikazu
Source Identifiers
Creator Keywords
感染性肝嚢胞 開窓術
症例は56歳, 女性.前日よりの腹痛を主訴に当院を受診し, 肝嚢胞の診断で入院となった.入院後より38℃台の発熱が出現し, 白血球数・CRPの上昇を認めた.腹部CT・MRIより最大径21cmの巨大な感染性肝嚢胞と診断された.経皮経肝ドレナージが困難であり, 手術目的で当科転科となった.転科後も炎症所見と腹部緊満が急激に増悪したため, 緊急手術を施行した.開腹すると肝嚢胞は臍直上まで及んでいた.開窓術を行い, 胆汁の漏出部を縫合閉鎖した.肝中央に巨大な欠損腔が出来たため, 元来の形状となるように肝実質を縫合形成した.内容液の細菌培養は陰性であった.術後経過は良好で, 術後21日目に退院した.術後4ヶ月目には, 肝は良好な形態を呈した.感染性肝嚢胞と診断されてドレナージが困難な場合は, 速やかに手術を行うべきである.また, 開窓術後の著明な変形が危惧される場合には, 縫合形成も考慮されるべきである.
Subjects
医学 ( Other)
Languages jpn
Resource Type journal article
Publishers 山口大学医学会
Date Issued 2005-06-30
Rights
本文データは山口大学医学会の許諾に基づきCiNiiから複製したものである()
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]0513-1731
[NCID]AN00243156
[isVersionOf] [NAID]http://ci.nii.ac.jp/naid/110002774400/
Schools 医学部