Kawamura Masaki
Affiliate Master
Yamaguchi University
Bifurcations and coexistence of attractors for a nonmonotonic sequential associative memory model with analogue neurons
The IEICE transactions on information and systems (Japanese edition) Volume J89-D Issue 9
Page 2123-2133
published_at 2006-09
Title
非単調アナログ値連想記憶モデルにおける分岐とアトラクタ共存
Bifurcations and coexistence of attractors for a nonmonotonic sequential associative memory model with analogue neurons
Creators
Hashiguchi Kenichi
Creator Keywords
連想記憶モデル
アナログ値ニューロン
カオス
非単調素子
分岐
非単調素子をもつ連想記憶モデルでは想起過程にカオス的な振舞いが見られるため、ダイナミックスの解析が重要となる。これまでに、素子の状態が2値をとる絶対零度モデルと有限温度モデルの分岐構造が明らかになっている。しかしながら、実数値をとるアナログ値素子の場合の分岐構造は解析されていない。2値素子とアナログ値素子では素子の状態を決める出力関数が±1の2値のみをとるか、区間(-1,1)の連続値をとることが異なるため、系の振舞いが大きく異なる。本論文では、アナログ値素子をもつ非単調系列想起型連想記憶モデルの解析を行う。2値素子と同様に、アナログ値素子でも記憶パターンに対応する不動点の周辺に準周期アトラクタやカオスアトラクタが出現する。しかしながら、アナログ値モデルの場合、2値モデルでは見られない共存領域が存在する。そこで、アナログ値モデルの分岐図を構成し、相空間全域におけるアトラクタの生成と消滅過程を明らかにする。また、アトラクタが共存するパラメータ領域において、アトラクタの引込領域を調べ、引込領域が複雑な構造をしていることを示す。
Languages
jpn
Resource Type
journal article
Publishers
電子情報通信学会
Date Issued
2006-09
Rights
copyright c2008IEICE()
File Version
Version of Record
Access Rights
open access
Relations
[ISSN]1880-4535
[NCID]AA12099634
[isPartOf]
[URI]http://search.ieice.org/index.html
Schools
大学院理工学研究科(理学)