Behavioral consulting practice that takes into consideration the reduction of the burden on consultants(1) : class obstruction behavior of a child enrolled in regular classes
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73
Page 5-13
published_at 2024-01-31
Title
通常の学級における行動問題改善のための行動コンサルテーション実践(1) : 大声を出す授業妨害行動の低減をめざして
Behavioral consulting practice that takes into consideration the reduction of the burden on consultants(1) : class obstruction behavior of a child enrolled in regular classes
Abstract
本研究では、公立小学校通常の学級に在籍する児童1名を対象とし、大声による授業妨害行動を減少させ、発言のルールを守って学習に取り組む行動がより生起(増加)するように、長期研修派遣教員と行動コンサルテーションを実施し、その効果等について検討することを目的とした。大声による授業妨害行動に関するアセスメントの後、介入では、行動問題の生起が少ない教科における担任教師の児童に対する行動を介入案とすること、それを端的な言葉で表現した「担任支援カード」を設置する工夫等を行った。その結果、大声による授業妨害行動は減少し、担任教師の話を黙って聴く、待つなどの行動が増加した。このような結果をもたらした要因として、第3者による直接行動観察に基づく行動問題の機能同定、担任教師の技能を生かす介入案、垂直サインによる提示方法が有効であったことが示され、校内におけるコンサルテーションの有効性が示唆された。
Creators
Okuda Kaori
Creators
Matsuoka Katsuhiko
[e_rad]70312808
Affiliate Master
Yamaguchi University
[kakenhi]15501
grid.268397.1
Source Identifiers
[PISSN] 2433-3670
[NCID] AA12810513
Languages
jpn
Resource Type
departmental bulletin paper
Publishers
Faculty of Education, Yamaguchi University
Date Issued
2024-01-31
File Version
Version of Record
Access Rights
open access