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大学生の自殺の現状と予防

山口大学学生相談所年報 Volume 30-32 Page 33-44
published_at 2022-01-31
Title
大学生の自殺の現状と予防
Abstract
本研究では大学生の自殺に関する研究等を概観した。その結果, 男性の自殺率が高く, 学生生活と精神的不調が相互に関連し合い自殺に陥る可能性が考えられた。また女性では精神的不調から自殺に向かう可能性があること, 男性では休学, 留年学生は特に注意が必要であると考えられた。先行研究等からは, 自殺に向かう学生は必ずしもうつ状態にあると言えないが, 自殺未遂歴は自殺のリスク要因として特に注意が必要であることが示唆された。また学生は自殺念慮がある場合でも, 教職員や学生相談等で相談することは多くないと考えられた。自殺予防として, 授業を休むことが続くなどの学生の問題の兆しを早期にチェックする体制を整備すること, 様々な人間が積極的に連携することなど, 教職員や学生相談における支援について考察を行った。
Creators Kasuga Yumi
Affiliate Master Yamaguchi University
[kakenhi]15501 grid.268397.1
Source Identifiers
Creator Keywords
大学生の自殺 自殺の危険因子 自殺予防と事後対応
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 山口大学教育・学生支援機構学生支援センター
Date Issued 2022-01-31
File Version Version of Record
Access Rights metadata only access