Children's Art Appreciation : ”Museum Adventure” and Teaching Art Appreciation at School

子どもの美術鑑賞 II : 「ミュージアム・アドベンチャー」と学校教育の鑑賞教育

Children's Art Appreciation : ”Museum Adventure” and Teaching Art Appreciation at School

Creators Okada Masashi

本論は、「子どもの美術鑑賞I(同副題)」の後篇であり、同題の口頭発表(第27回広島芸術学会例会、1994年2月19日、ひろしま美術館講堂)と「発表の概要・骨子(覚書)」をもとに執筆した。当後篇は、前篇執筆後、約3箇月を経て執筆したので、両篇間には問題意識や視野の広さや思考の密度・展開等に関して不連続な面がある。その間に、岡本芳枝氏(広島市現代美術館学芸員・教育普及担当)が送ってくださった、「ミュージアム・アドベンチャー」の詳細な活動報告資料を拝読でき、また、「美術科教育特論演習II」(山口大学大学院教育学研究科・美術教育専修の授業科目)での文献講読が進み、さらに「第3回鑑賞教育プロジェクト」の鑑賞授業(指導者:静屋智氏[山口大学教育学部附属山口小学校])を体験でき、個人的には鑑賞教育関係の拙論2本をまとめた。それら諸活動を通じて新たに学び考えた諸点が本論には織り込まれたので、単なる続篇とは違う、独立的性質を備えたより進展的なものとなった。以下は、前篇の章構成である。

[ISSN]0286-0597

[NCID]AN00240238