Otoi Takeshige
Affiliate Master
Yamaguchi University
犬の血圧に及ぼす暑熱ストレスと反復運動の影響
獣医畜産新報 Volume 58 Issue 9
Page 721-725
published_at 2005
Title
犬の血圧に及ぼす暑熱ストレスと反復運動の影響
Creators
詫摩 美幸
Creators
宇根 智
Creators
宋 根鍋
Creator Keywords
血圧
犬
運動療法
暑熱ストレス
オシロメトリック法
オシロメトリック法により、暑熱ストレス負荷と走行訓練反復運動負荷の血圧への影響を検討した。健常ビーグル犬2頭(年齢ともに6歳、性別ともに雌、体重14.2kgおよび14.0kg)の血圧日内変動は、平均血圧120.6±10.9mmHgであり、収縮期血圧は155.9±12.7mmHg、拡張期血圧は93.6±12.3mmHgであった。血圧は、14時で最高値を、22時で最低値を示した。暑熱ストレス負荷実験は、気温34℃の直射日光下に被験犬を60分間繁留して行った。実験開始直後から30分後にかけて顕著な血圧と心拍数の増加が認められたが、それ以後は血圧の低下が見られ、ストレスに順応する傾向が示唆された。走行訓練運動反復負荷実験では、2.5kmの距離を走った後、直後から5分毎に30分後まで血圧および心拍数を測定し、これを16日間繰り返した。平均血圧は日数を重ねるほど有意に低下した。今回の研究から、犬においても運動療法により血圧低下効果が期待できることが分かった。
Languages
jpn
Resource Type
journal article
Publishers
文永堂出版
Date Issued
2005
File Version
Not Applicable (or Unknown)
Access Rights
metadata only access
Relations
[ISSN]0447-0192
[NCID]AN00407628
[isVersionOf]
[URI]http://www.buneido-syuppan.com/jvm.html
Schools
農学部