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”Critical point” on the ovarian follicular development in superovulation treated adult cyclic rats

Japanese journal of fertility and sterility Volume 29 Issue 1 Page 126-129
published_at 1984
Title
過排卵処理をした成熟ラットにおける卵胞発育上の”臨界点”について
”Critical point” on the ovarian follicular development in superovulation treated adult cyclic rats
Creators Kagabu Satosi
過排卵処理ラットでの排卵に伴う卵胞発育上の”臨界点”の有無を確かめるために健康卵胞、初期閉鎖卵胞の消長および排卵数を調べた。排卵前における健康卵胞の大きさ別分布は550μm(直径の平均値)を境界にして2峰性の分布をした。初期閉鎖卵胞の出現率は450~549μmで頂点を示し、約60%であった。PMSG投与によって550μm以上の健康卵胞だけが投与量に比例して増加し、その数は卵胞数とほぼ一致した。一方、250~549μmの健康卵胞数は影響されなかった。排卵が終了した時期では、550μm以上の健康卵胞がほぼ消失した。排卵前における健康卵胞中での卵母細胞の成熟分裂の再開は約550μm以上の卵胞にだけ認められ、過排卵処理の影響を受けなかった。以上から、”臨界点”は過排卵処理ラットにも存在することが明らかとなった。
Languages jpn
Resource Type journal article
Publishers 日本不妊学会
Date Issued 1984
File Version Not Applicable (or Unknown)
Access Rights metadata only access
Relations
[ISSN]0029-0629
[NCID]AN00196996
Schools 農学部