Differences of discomfort feeling based on the other’s position and Intim
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 72
Page 67-76
published_at 2023-01-31
Title
見られる位置と親密性の違いによる不快感情の差異
Differences of discomfort feeling based on the other’s position and Intim
Abstract
本研究の目的は、被観察場面で作業を行う際に、観察者が立つ位置を変えることによる、被観察者の不快感情の差異を調べること、また被観察者の性格特性や観察者との関係(知っている人・知らない人・親密性の程度)における関連、被観察者の体感時間との関連を調べることであった。実験では、観察者とお互い知っている人群21名、知らない群11名が参加し、正面、横、うしろの3つの位置から作文課題を行う様子が観察された。実験の結果、被観察者はうしろよりも正面と横から見られた方が不快感情得点は高くなった。また、知っている人群の中でも親密性低群よりも親密性高群の方が、不快感情は高くなった。これらの結果は、被観察場面での不快感情は、観察者が視界に入るか否か、また被観察者の自己呈示や評価懸念によって影響されるという事実から考察された。
Creators
Yamauchi Hiroto
Source Identifiers
[PISSN] 2433-3670
[NCID] AA12810513
Languages
jpn
Resource Type
departmental bulletin paper
Publishers
Faculty of Education, Yamaguchi University
Date Issued
2023-01-31
File Version
Version of Record
Access Rights
open access