Possibility of religious culture and issues of cultural anthropology in East Asia : a case study of the non-church christianity’s activities in Korea
        Journal of East Asian studies Volume 17
        Page 125-135
        
    published_at 2019-03
            Title
        
        宗教文化の可能性と東アジア人類学の課題 : 韓国における「無教会主義」の活動を中心として
        Possibility of religious culture and issues of cultural anthropology in East Asia : a case study of the non-church christianity’s activities in Korea
        
    
                
                    Creators
                
                    Tao Ye
                
                
            
            
    
        
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        内村鑑三によって始められたキリスト教の思想運動である「無教会主義」は、現在日本のみならず韓国や台湾でも実践されている。本稿では、「無教会主義」の実践が朝鮮半島でいかにして開始され、その後、現在に至るまでどのような活動を展開してきたのかを明らかにする。また、日韓の「無教会主義」関係者たちの交流に着目し、そうした宗教文化交流がいかなる可能性を秘めているのかについても指摘する。朝鮮半島における「無教会主義」は、1920年代に、内村の思想に感銘を受けた留学生たちによって始められた。当時、朝鮮半島は日本の植民統治下にあり、「無教会主義」運動を始めた朝鮮半島の関係者たちは、その独立を唱えていた。やがて日本の敗戦で第二次世界大戦が終結すると、韓国も国民国家の建設に取りかかることとなる。そうした中、1964年に日韓の「無教会主義」関係者たちの関係に大きな変化が訪れる。この年、日本の関係者たちが「謝罪」のために韓国を訪問し、翌年には韓国側から日本への答礼訪問が行われたのである。これを契機に、両国の「無教会主義」コミュニティは交流を深め、その親交は現在でも続いている。本稿では、こうしたプロセスを詳細に明らかにすることで、ポストコロニアル時代に向けた新たな思想・実践の可能性について指摘していく。
        
        
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            Resource Type
        
        journal article
    
    
        
            Publishers
        
            山口大学大学院東アジア研究科
    
    
        
            Date Issued
        
        2019-03
    
    
        
            File Version
        
        Version of Record
    
    
        
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                [ISSN]1347-9415
            
            
                
                
                [NCID]AA11831154
            
    
        
            Schools
        
            人文学部
    
                
