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In situ ハイブリダイゼーション法によるmRNAの検出 : 特に脳組織を対象として (テクニカルノート)

山口医学 Volume 63 Issue 2 Page 83-87
published_at 2014-05-01
B030063000201.pdf
[fulltext] 1.18 MB
Title
In situ ハイブリダイゼーション法によるmRNAの検出 : 特に脳組織を対象として (テクニカルノート)
Creators 藤永 竜太郎
Creators 柳井 章江
Creators 國分 啓司
Creators 篠田 晃
Source Identifiers
Creator Keywords
ジゴキシゲニン RNAプローブ アルカリフォスファターゼ stringency 組織化学
In situ hybridization(ISH)法は,組織切片,細胞,染色体に存在する特定の核酸シークエンスの局在を検出する方法であり,本稿では,ジゴキシゲニン標識cRNAプローブを用いた脳凍結切片上でのmRNA検出方法について紹介する.ISH法は,対象となる組織の形態を保持した状態でmRNA発現部位を可視化するため,特に脳などの高度に不均一な組織を扱うときには有利である.最初にISHを行うときは,次に示す事項に注意するとよい:1)適切なプローブのデザイン,2)浮遊法によるハイブリダイゼーション,3)アルカリフォスファターゼ発色系の使用,4)stringencyの条件検討.つまり,感度をよくするために長鎖プローブとアルカリフォスファターゼ発色系を用いた浮遊法ISHを行い,ハイブリダイゼーションの温度条件をコントロールすることで特異的かつ安定したデータが得られる.今回紹介するISH法を基本として,二重染色,動物胚を用いたホールマウントISH,電子顕微鏡への応用なども可能である.
Subjects
医学 ( Other)
Languages jpn
Resource Type journal article
Publishers 山口大学医学会
Date Issued 2014-05-01
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[ISSN]0513-1731
[NCID]AN00243156
Schools 大学院医学系研究科(医学)