Clinico-pathological analysis of operated bilateral breast cancer
山口医学 Volume 57 Issue 6
Page 197-202
published_at 2008-12-31
Title
両側乳癌手術症例の臨床および病理組織学的検討
Clinico-pathological analysis of operated bilateral breast cancer
Creators
Azuma Miwa
Creators
Kurata Satoru
Creators
Miyamoto Shungo
Creators
Kaneda Yoshikazu
Creators
Suto Ryuichiro
Creators
Zenpo Nobuya
Creators
Nakayasu Kiyoshi
Source Identifiers
Creator Keywords
両側乳癌
同時性両側乳癌
異時性両側乳癌
術後内分泌療法
生存期間
近年乳癌手術症例の増加に伴い両側乳癌症例を経験する機会が増えてきた.そこで今回1990年1月から2005年12月までの16年間に当院で経験した両側乳癌症例について片側乳癌との比較を交え検討を行った.対象期間中に当院で手術を行った全乳癌618例中,転移を除く両側乳癌は14例であった.両側乳癌症例のうち同時性9例,異時性5例であった.発症年齢の平均は同時性56歳7ヵ月,異時性第1癌61歳0ヵ月,第2癌70歳4ヵ月であった.異時性の場合,発症間隔は9年7ヵ月±3年8ヵ月であった.病理組織は第1癌,第2癌ともに硬癌が多く,左右での病理組織が一致したものは14例中2例と少なかった.ホルモンレセプター(ER/PgR)の左右での発現状況と乳癌発生の仕方(同時性・異時性)について検討したところ,乳癌発生の仕方とホルモンレセプターの左右での一致に相関関係はなかった.同時性・異時性の間で生存率を比較したところ有意差はなかった.乳房はpaired organであるため,常に両側発生の可能性を念頭におきながら診療を行っていくことが重要である.
Languages
jpn
Resource Type
journal article
Publishers
山口大学医学会
Date Issued
2008-12-31
File Version
Version of Record
Access Rights
open access
Relations
[ISSN]0513-1731
[NCID]AN00243156
[isVersionOf]
[NAID]http://ci.nii.ac.jp/naid/110007056050