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Scannning Electron Microscopy of Cystotheca wrightii BERK. Et CURT. And its Hyperparasite

Bulletin of the Faculty of Agriculture, Yamaguchi University Volume 22 Page 181-196
published_at 1971
Title
Cystotheca wrightii B_<ERK>.et C_<URT>.とその重複寄生菌に関する走査電子顕微鏡による研究
Scannning Electron Microscopy of Cystotheca wrightii BERK. Et CURT. And its Hyperparasite
Creators Yukawa Yosio
Creators Katumoto ken
Creators Takahashi Hiroharu
Source Identifiers
アラカシ紫かび病菌 Cystotheca wrightii B_<ERK>. Et C_<URT>. は Erysiphaceae に属する特異な菌である。本菌には Cicinnobella が重複寄生することが報告されている。植物病原菌に対する重複寄生菌の寄生性の研究は生物学的防除法の基礎資料ともなり得ると考え,著者らはアラカシの紫かび病感染後2か月間にわたり病班部を走査電子顕微鏡により微細な立体観察を行なった。本病の感染初期,病班形成期,後期における Cystotheca 菌の各種器官の表面構造が明らかにされた。同時にこの頃から重複寄生菌の菌糸が Cystotheca 菌の剛毛上に纒絡するのが見られ,時日とともにその重複寄生菌が網状に寄生蔓延してゆくのが認められた。さらに所々にこの菌糸から生じた樹枝状の分生子柄上に分生胞子が連鎖状に形成されるのが観察された。従ってこの菌は Hyphomycetes に属するものであり,また,この菌では分生子殻の形成が確認できなかったことから,この重複寄生菌は Cicinnobella cystothecae H_<INO> と同一種とは断定できなかった。この菌の分類学的同定は今後の研究に俟たねばならない。従来の光学顕微鏡下では観察同定が極めて困難であったこれら微小な菌類の形態,胞子形成法やさらに重複寄生菌相互関係などにおける微細観察に今後,走査電子顕微鏡が利用されるであろう。
Subjects
農学 ( Other)
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 山口大学農学部
Date Issued 1971
File Version Not Applicable (or Unknown)
Access Rights metadata only access
Relations
[ISSN]0513-1715
[NCID]AN00244250
Schools 農学部