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Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 287 - 303
published_at 2024-01-31
第1として、重度・重複障害等を有する生徒の衣生活に関する意識調査を行った。その結果、生徒は自分の着る服を自身で選ぶことは少なく、保護者が選んだ服を受動的に着ていることが明らかになった。第2として、生徒の衣生活への関心を高めさせることを目的に、文化祭にてファッションショーを実施した。事後アンケートから、出演した生徒は着装を人に褒められることから自己有用感を高め、また観客となった生徒や保護者、教員には衣服指導への理解が高まったことが示された。第3として、シミュレーションソフトを用いて衣服の色やコーディネートを画面上で生徒が選び、意見を述べ合う学習指導を行ったところ、色彩や組み合わせの知識が豊かになることで、衣服を主体的に選択しようとする意欲が高まった。これらから、生徒の余暇や卒業後の衣生活を念頭に置き、衣服の選び方、着装の知識を指導していくことが生徒のQOL(生活の質)を向上させると推察された。
Creators : Yamamoto Reiko | Matsuda Nobuo Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 09:43:16
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 15 - 22
published_at 2024-01-31
本研究では、公立小学校通常の学級に在籍する児童1名を対象とし、授業に参加しない離席行動を減少させ、授業に参加する行動がより生起(増加)するように、長期研修派遣教員と行動コンサルテーションを実施し、その効果等について検討することを目的とした。離席行動等に関するアセスメントの後、同校教員9名の協力によって作成されたストラテジー・シートに基づき、支援員も同席するフィードバック機会の設定、学級全体への支援と個別の支援の並行実践、複数の機能に対応する行動支援の同時、段階的導入を行った。それらにより、離席行動は激減し、授業に参加する行動が増え、担任の負担感も軽減した。このような結果をもたらした要因として、行動コンサルテーション実践(1)に引き続き設置した垂直サインによる提示方法、担任に対する支援案にアレンジを加えることも可とした配慮等が挙げられ、当研究で実施された行動コンサルテーションの有効性が示された。
Creators : Matsuoka Katsuhiko | Okuda Kaori Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-15 15:29:19
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 41 - 47
published_at 2024-01-31
In science classes, the use of a microscope evokes an enthusiastic and exciting response from students. When students attempt to gain an understanding of the size of samples under a microscope, micrometers of two types are generally required to measure sizes. An eyepiece micrometer contains an attached eyepiece lens, while a stage micrometer is placed on the stage to provide accurate information pertaining to length. When the magnification of the objective lens is changed, the scale of the eyepiece micrometer is changed. Hence, we need to measure the scale of the eyepiece micrometer before observation for each magnification. However, students can find this principle difficult to comprehend when calculating the ratio. In this study, we introduced teaching material demonstrating the eyepiece micrometer using a kitchen towel wick in an effort to explain the principle of scale when using a microscope. This approach should prove useful in helping to clarify the principle using simple material that students can easily make themselves. Finally, this method should facilitate an understanding of difficult concepts by encouraging students to experience changes in image size from different perspectives using familiar materials, or in other words, elements of “STEAM”.
Creators : Kitazawa Chisato | Yamanaka Akira Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-15 17:01:57
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 213 - 222
published_at 2024-01-31
この論文では、日本列島における江戸時代中期(享保期・元文期)の柑橘類栽培の地理的分布を地図で可視化し、今後の分析基盤の整備を進めた成果を報告する。柑橘類のデータは、『江戸時代中期における諸藩の農作物』(盛永・安田、1986)をもとに、『享保・元文諸国産物帳集成』(盛永・安田、1985)に記載された42の地域に関する内容をまとめたものである。94種類ある柑橘類の記載名を41種類の目録名(現在の一般的な品種名)に整理した。また、GIS(地理情報システム)を用いて23葉の分布地図を作成した。分布地図を概観すると、くねんぼ、だいだいなど関東から九州まで広く分布する「広域型」と、夏みかんのように限定された地方に分布する「地方型」など、地理的な分布の違いを見いだすことができる。
Creators : Nakamura Oki | Goto Yoshiko Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-19 16:30:46
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 325 - 332
published_at 2024-01-31
品詞をどう特定するかは議論のあるところである。基本的な文法を学ぶ際、この単語は名詞、これは動詞と、単語に貼り付けられた特徴のように教えられるし、そうした品詞分類は言語現象を理解するには有効である。しかし、実は、品詞を決定する基準は必ずしも明白ではない。辞書での記述も一つの語に複数の品詞が示されていることは多い。英語の歴史的背景からいえば、形態的特徴、統語的特徴いずれからも捉えることができ、複雑である。ただ、実際の使用においては、言語使用者は、英語の歴史とは関係なく、自分の知識の範囲で自分の知っている語彙を駆使するのである。その点で、品詞転換という現象は、言語使用者の創造的な活動という捉え方もできる。本稿は、主に共時的観点から、小説の言語にみられる品詞転換の現象を記述し、それがどのような文体的効果をもたらすかを明らかにする。一語レベルにとどまらず、句や節が文中で果たす役割も含めて分析を試みるものである。
Creators : Matsutani Midori Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-20 10:14:24
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 155 - 167
published_at 2024-01-31
本論は、日本近代文学館に所蔵されている「武田泰淳コレクション」における未発表の草稿類資料「原稿 天命」(資料番号 T0056535)などを考察対象として取り上げ、草稿と初出本文との異同を検討することで、「聖王」「悪王」像が明確化され、美姫たちが格上げされ、「幸福な重耳」と「天命」が削除されたというテキストの生成過程を明らかにした。生成過程を踏まえ、改稿の時代背景から武田の「気持」を理解し、具体的に武田が「悠久なものがなぜほしかったか」、即ち本小説における「悠久のもの」(中国古典)の「現代」的意義を検討した。本小説において「悠久のもの」の「現代」的意義は、動乱の1960年代に面して、武田が「現実のきびしさを考える場合に」、「悠久のもの」から「よりどころとなり得るもの」である「徳」あるいは「王者(徳の高い人)」を追究し、「武力と悪知恵ではなくて、徳によっておさめられる静かな国」を強調し、中国古典を通して「現代」の難題を問い直したことであると思われる。
Creators : Son Shin | Yoshimura Makoto Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-16 17:55:14
Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University Volume 73 pp. 23 - 26
published_at 2024-01-31
本研究では“あがり”を軽減する要因として練習量を調整要因として,さらに,楽観主義傾向と悲観主義傾向に着目し,これらの要因が“あがり”意識と課題遂行に与える影響について検討した。その結果,練習量が多い条件では少ない条件と比較して課題遂行における失敗数が少なかったものの“あがり”意識に変化はみられなかった。練習量と楽観主義,また練習量と悲観主義の分散分析の結果,優位な差はみられなかった。また練習量が多いことにより楽観主義と“あがり”意識を構成する因子の1つである責任感に負の相関がみられた。以上より,楽観主義傾向の者には量の多い練習が“あがり”意識の軽減効果を持つ可能性があることが示された。
Creators : Kato Wakana | Ono Fuminori Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University Updated At : 2024-02-15 15:59:44
Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 56 pp. 209 - 217
published_at 2023-10-10
Creators : Sugiyama Shinya | Matsuda Yasushi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター Updated At : 2023-10-19 13:51:51
Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 56 pp. 245 - 251
published_at 2023-10-10
Creators : Shiraiwa Jun Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター Updated At : 2023-10-19 14:47:04
Yamaguchi journal of economics, business administrations & laws Volume 72 Issue 4-5 pp. 307 - 328
published_at 2024-01-31
Creators : Yamashita Satoshi Publishers : The Economic Society of Yamaguchi University Updated At : 2024-04-11 15:07:02
Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 57 pp. 57 - 64
published_at 2024-03-25
Creators : Kamiyama Sachika | Uwamori Kazuhiko | Yosihara Noriyuki | Saiki Hideto Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター Updated At : 2024-04-11 17:52:16
Journal of East Asian studies Volume 22 pp. 1 - 34
published_at 2024-03-01
This study examines the factors that affect fintech adoption in microfinance institutions (MFIs) in Laos. We developed a theoretical model by extending the Technology Acceptance Model (TAM) with perceived risk, government support, and regulation. To collect data, we formulated a questionnaire and surveyed a randomly selected sample of managing directors from MFIs, resulting in 74 responses. Subsequently, we conducted an empirical analysis to assess the reliability and validity of the model in predicting MFIs’ intentions to adopt fintech. We utilized Structured Equation Modeling (SEM) to test the proposed hypotheses. The results provide useful insights for practitioners in implementing strategies to promote influential factors while addressing and overcoming inhibiting factors in fintech adoption. This study contributes to the existing literature by developing and verifying the effectiveness of the extended TAM for investigating fintech adoption.
Creators : Phongsounthone Somesanook Publishers : The graduate school of east asian studies, Yamaguchi university Updated At : 2024-04-15 13:15:09
Journal of East Asian studies Volume 22 pp. 47 - 68
published_at 2024-03-01
外国人児童は、日本社会と異なる言語、文化、宗教及び習慣を持つため、日本での日常生活や学校生活において相当な制限を受けることがある。このように制限されることは、外国人児童にとって「社会的障壁」となっている。教育分野では、合理的配慮は障害のある子どもに対する特別支援教育で使われてきた言葉である。しかし、合理的配慮は、身体的・精神的障害だけではなく、文化的・習慣的な違いによって生じる社会的障壁にも使える概念であると本研究では考え、小学校に在籍する外国人児童の分野にも「合理的配慮」の論議を援用できると考えた。 本論文では、まず、公立小学校で、外国人児童が排除される経験の事例、暴力を振るわれた事例、誤解が生じた際の事例などを分析する。次に、分析結果及び合理的配慮の考え方を踏まえて、学校現場で有効と考えられる教員の対応策について考察を行う。その結果、①合理的配慮という論議を援用することで、これまでの「教師の裁量に任せる」という状態から、より個々の外国人児童に対応するアプローチの重要性について明らかにし、②外国人児童に対して合理的配慮を提供することには、不均衡な状況を是正し、公正な環境を促進できることを示し、③外国人児童に対する「合理的配慮」には、限界があることの確認ができた。異なる文化背景を持つ児童に対して、包容的なアプローチを取ることが教育の質を向上させる鍵である。
Creators : Zhao Shujuan Publishers : The graduate school of east asian studies, Yamaguchi university Updated At : 2024-04-15 13:49:39
Journal of East Asian studies Volume 22 pp. 69 - 85
published_at 2024-03-01
関羽は三国時代の蜀の武将であり、勇武忠義の名で歴史に残っている。そして、儒・仏・道の三教から崇拝され、中国で最も広く知られている神だと言っても過言ではない。一方、中国民衆に重要視されている関羽の人物像は、近世日本に伝えられ、近世の文化と融合し、再生された。本稿は近世の関羽像が成立する基礎として、中世の知識人層である禅僧に目を向けた。中世禅僧の代表的な作品『五山文学全集』を中心に、中世禅林における武将と伽藍神としての関羽像の受容を分析した。
Creators : Wang Ziyu Publishers : The graduate school of east asian studies, Yamaguchi university Updated At : 2024-04-15 13:58:02
Journal of East Asian studies Volume 22 pp. 111 - 125
published_at 2024-03-01
本研究では修験道における明治期の製薬について、求菩提山・英彦山の事例から検討する。求菩提山では現在までに錦袋不老円など、14種類の薬が確認されている。錦袋不老円は江戸期の資料である『山鹿郡宿控帳』(1819年)に記されておりその使用が確認できるが、他の薬は記載されていない。加えて現存する薬袋・版木等の資料のほとんどが明治初期のものである。一方、『売薬並講社日誌簿』から、1889年(明治22)まで製薬・売薬を行っていたことを確認できるものの、その後、製薬・売薬は急速に衰退・消滅する。 明治初期、政府は近代化を目指し各種法令を出すが、それは製薬・売薬についても例外ではない。これら法令が薬自体や製法に与えた影響・変化は小さくないと考えられる。製薬・売薬に関わる法令の中で、本稿では特に1877年(明治10)に出された売薬規則に注目する。この法令では、売薬に関わる者を売薬営業者・請売者・売子の3つに分け、製薬については売薬営業者しか行えなくなることが定められた。しかし売子が売薬営業者に宛てて提出した誓約書とみられる「内和条約書」からは売子も製薬の知識を持ち、かつ製薬をしていたことがうかがえる。売子自身が製薬するという事例は、近世の仕方をそのまま踏襲したものだった可能性があるものの、法令に反した製薬が行われていたものと推察される。 このように、法令に反してまで製薬・売薬を行ったメリットはどれほどあったのか。求菩提山にはこれらで得た利益を記した資料がないため、やや時代は下るものの地理的に近く、求菩提山と同じく天台系の修験の山であった英彦山の資料を用いて検討した。英彦山松養坊には彦山疵薬を1912年(明治45)から1926年(大正15)まで製薬していた記録が残っている。さらに同坊所有の『大正三年家計簿』を検討すると、同坊では他にも収入があったことが判明した。それらと比較すると、製薬・売薬で得られる収入は少なく、生業として不十分であったと指摘することができる。
Creators : Sagara Etsuko Publishers : The graduate school of east asian studies, Yamaguchi university Updated At : 2024-04-15 14:16:44
The journal of reliability engineering association of Japan Volume 45 Issue 6 pp. 304 - 311
published_at 2023-11
本稿では、まず人工知能の根幹に係る一般パターン認識の問題を明らかにするとともに、その解決に有用な統計的パターン認識とそれを発展させた離散Bayes識別則を概説する。次に離散Bayes識別則の個別化医療への応用としての診断・予測問題と創薬における治験問題に言及する。
Creators : Hamamoto Yoshihiko Publishers : Reliability Engineering Association of Japan Updated At : 2024-04-03 16:56:45
English and English-American literature Volume 49 pp. 19 - 36
published_at 2014-12-20
Creators : Fujimura-Wilson Kayo Publishers : 山口大学人文学部・教育学部・経済学部・工学部・留学生センター Updated At : 2015-03-25 22:54:01
English and English-American literature Volume 53 pp. 15 - 40
published_at 2018-12-20
Creators : Fujimura-Wilson Kayo Publishers : 山口大学人文学部・教育学部・経済学部・国際総合科学部 Updated At : 2019-04-01 20:17:41
English and English-American literature Volume 51 pp. 17 - 38
published_at 2016-12-20
Creators : Fujimura-Wilson Kayo Publishers : 山口大学人文学部・教育学部・経済学部・工学部・留学生センター Updated At : 2017-04-03 19:14:15
Yamaguchi journal of economics, business administrations & laws Volume 72 Issue 4-5 pp. 345 - 362
published_at 2024-01-31
Online education has strongly developed during the COVID-19 pandemic. While public schools in Japan were off to a slow start, China became a pioneer in online education under the policy of "classes stop but learning continues." On the other hand, this drastic educational reform was painful, although the situation was better than in Japan. In this paper, we present both relevant literature and local examples in order to consider from various perspectives.
Creators : Asamizu Munehiko | Mai Jiarui | Zhou Xiaofei Publishers : The Economic Society of Yamaguchi University Updated At : 2024-04-11 15:38:42
Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 57 pp. 47 - 56
published_at 2024-03-25
Creators : Kamiyama Sachika | Uwamori Kazuhiko | Yosihara Noriyuki | Saiki Hideto Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター Updated At : 2024-04-11 17:49:12
Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 57 pp. 1 - 7
published_at 2024-03-25
Creators : Kitamoto Takuya Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター Updated At : 2024-04-11 15:54:25
Bulletin of the Integrated Center for Education Research and Training Volume 57 pp. 169 - 175
published_at 2024-03-25
Creators : Tsumori Narushi | Mori Daiki | Kawaraya Hiroshi | Waizumi Kenji | Saiki Hideto Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター Updated At : 2024-04-12 17:15:17
Journal of East Asian studies Volume 22 pp. 127 - 156
published_at 2024-03-01
生活ゴミ分別制度を進めるには、市民個々の行動が鍵となり、その行動を促す要因を理解しなければならない。分別行動の規定因に関する研究の多くは態度─行動意図─行動という心理的プロセスの観点と経済学に基づく観点から行われてきたが、本研究では分別行動を態度や行動意図などの内的要因の影響が弱い行動と捉え、規範喚起理論、広瀬モデル、「態度-行動-文脈」理論に基づいて、分別行動の規定因に関する仮説モデルを構築した。このモデルを検証するために、上海市の市民へのオンラインアンケート調査を実施し、この結果得た1000人分の回答をもとに分析を行った。なお、このアンケート調査の事前に行った現地調査と5人の市民へのインタビューにより、調査票の内容と妥当性を確認した。 分析には因子分析、共分散構造分析、カイニ乗検定を用い、分別行動に影響を与える規定因を特定した。その結果、「個人規範」(ゴミを分別すべきとの個人の態度)、「分別行動に伴うコスト評価」(分別にかかる手間やコストに対する評価)が分別行動に最も影響を与えていることが分かった。そして、「個人規範」はごみ問題に関するリスク認知や責任帰属認知、そしてごみ分別の有効性認知によって形成されることを明らかにした。さらに、外的要因とした「政策執行評価」(分別政策執行の厳格性)は「生活ゴミ問題の認知」、「個人規範」、分別行動を取るために必要な知識や技能などの有無についての「実行可能性評価」、そして「分別行動」に対して有意な影響を持つことが示された。最後に、人口統計学的要因として、年齢、収入、学歴、居住年数、居住地域といった個人属性が分別行動へ影響することが確認された。 また、こうした結果に基づいて、分別への参加率を高めるために、オンラインショッピングサイトと連携してゴミ問題に関する知識の情報を提供する等、具体的な提案を行った。
Creators : Wang Zhangbo Publishers : The graduate school of east asian studies, Yamaguchi university Updated At : 2024-04-15 14:50:46
Journal of East Asian studies Volume 22 pp. 35 - 46
published_at 2024-03-01
東洋医学の診察は,四診(望診,聞診,問診および切診)と呼ばれる4種類の診察法で構成されている.この中で望診は,患者の顔色,表情,皮膚,爪,頭髪,舌などを注意深く観察する診察法であるが,これらのうちでも舌を見る舌診が特に重要とされている.舌診とは,舌の色・乾燥度・舌の苔(舌苔)などを診ることにより,五臓六腑の状態を診断する手法である.本研究では,東洋医学の舌診に基づき,人工知能技術を活用して,舌表面状態の画像識別による裂紋舌の自動診断法を提案する.裂紋舌は舌の肉部分(舌質)の表面が割れている状態にある舌であり,体が虚している病理状態(運動不足や栄養不足)を示している.また,裂紋舌の亀裂にはその深さと位置によって症状の度合いと病気のある臓器が異なる.なお,亀裂が深ければ深いほど,より深刻な酷い症状を示し,浅い亀裂はより軽い症状を示している.本研究で提案する診断法は,まず与えられた画像から人工知能の画像認識技術の一種であるMask R-CNN手法を用いて舌の部分を認識・抽出する.次に,抽出した画像を裂紋舌画像と非裂紋舌画像の2種類に分類する.最後に,裂紋舌画像から症状の度合いを診断する.本論文では,まず深層学習を用いた裂紋舌の自動診断の処理手順について説明する.次に,5つの画像認識モデル(LeNet,ResNet50,ResNet101,DenseNet169,ConvNeXt-Tiny)を用いて,裂紋舌の自動認識学習と裂紋舌の裂紋状態判定学習に対する画像分類の精度を調べ,これらのモデルに関する評価を行う.さらに,各々の学習で判定する正解率を高めるために,5つの画像認識モデルを融合するアンサンブル学習を行う.実験結果より,アンサンブル学習は5つの個別の画像認識モデルによる学習の正解率よりも優れており,どれも85%以上に達している.これらの結果から,本研究で活用した5つの画像認識モデルによるアンサンブル学習は裂紋舌の自動診断に効果的である.
Creators : An Zhenyu | Wu Ren | Nakata Mitsuru | Katsu Kii Publishers : The graduate school of east asian studies, Yamaguchi university Updated At : 2024-04-15 13:37:44