コンテンツメニュー

大学への進路決定方法と大学生活での満足度との関連

山口大学学生相談所年報 Volume 30-32 Page 22-32
published_at 2022-01-31
Title
大学への進路決定方法と大学生活での満足度との関連
Abstract
本研究では大学進学に関する進路決定方法と大学生活の満足度の関連について, 個々の学生について事例的に検討を行い, 学生の進路決定や大学生活の適応を支える知見を得ることを目的とした。大学3年生5名に対し, 大学進学の進路決定と大学生活に関する内容で構成された質問紙を実施した。その結果, 進路決定方法に関しては対象者全員が自分の考えで決定していた。しかし自分の考えで進路決定をしたにも関わらず, 大学入学後の教育内容のミスマッチがあるという対象者もみられた。一方でそのような対象者であっても大学生活に関しては, 新たな人間関係や経験などにより満足であるという面もあった。今回の結果から, 自分で進路選択をさせるだけではなく, 進路選択の際に大学の教育内容も十分に検討させ, 進学後の修学イメージを持つことができるよう進路指導を行うことが重要であると考えられた。また, 大学生活の満足度には進路決定のみでなく, 大学入学後の生活の人間関係や視野の広がり等が重要になることが示唆された。よって, 大学において入学後の人間関係や視野の広がりに繋がるような支援を行うことが有益であると考えられた。
Creators Ooba Mayuko
Creators Kasuga Yumi
Affiliate Master Yamaguchi University
[kakenhi]15501 grid.268397.1
Source Identifiers
Creator Keywords
進路決定方法 大学生活満足度 自己決定
Languages jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publishers 山口大学教育・学生支援機構学生支援センター
Date Issued 2022-01-31
File Version Version of Record
Access Rights metadata only access