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アスタキサンチンナノ製剤の有毛細胞保護効果の検討

DT11201109_Abstract.pdf
[abstract] 1.05 MB
DT11201109_FullText.pdf
[fulltext] 7.58 MB
Title
アスタキサンチンナノ製剤の有毛細胞保護効果の検討
Degree 博士(医学) Dissertation Number 医博乙第1109号 (2023-11-08)
Degree Grantors Yamaguchi University
[kakenhi]15501 grid.268397.1
Abstract
アミノグリコシド系抗菌薬は有害反応として聴覚障害をきたすことがあり、蝸牛基底回転の外有毛細胞が障害されやすいことが知られている。本研究では、ネオマイシンの有毛細胞障害に対するアスタキサンチンナノ製剤の保護効果を検討した。ネオマイシンを加えたCBA/Nマウスの卵形嚢培養に対し、培養液にアスタキサンチンナノ製剤を投与した群では有毛細胞の減少および酸化ストレスが有意に抑制された。さらに、アスタキサンチンナノ製剤の鼓室内投与を行い音響曝露前後の聴性脳幹反応(ABR)閾値の変化、有毛細胞減少率を評価した。アスタキサンチン投与群では音響曝露後のABR閾値変化、有毛細胞減少率が抑制される傾向が見られた。血液内耳関門の存在により、鼓室内投与に適した薬剤は限られるが、アスタキサンチンナノ製剤の形態は正円窓膜を浸透する可能性があり、内耳障害抑制の効果を有する可能性が示唆された。
Creators 小林 由貴
Languages jpn
Resource Type doctoral thesis
File Version Version of Record
Access Rights open access