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Evaluation of transmural healing by low-dose computed tomography enterography in patients with crohn's patients

DT11101632_Abstract.pdf
[abstract] 656 KB
DT11101632_Fulltext.pdf
[fulltext] 1.14 MB
Title
クローン病患者における低被曝線量CTエンテログラフィによる全層性治癒の評価
Evaluation of transmural healing by low-dose computed tomography enterography in patients with crohn's patients
Degree 博士(医学) Dissertation Number 医博甲第1632号 (2022-03-16)
Degree Grantors Yamaguchi University
[kakenhi]15501 grid.268397.1
Abstract
【背景】全層性治癒(Transmural healing healing; TH)は、クローン病の新たな治療標的として注目されているが、日本ではTHに関する臨床データはほとんどない。我々は、クローン病のモニタリング法として低被曝線量CTエンテログラフィ(CTE)を導入し、CTEによるTHの評価をレトロスペクティブに検討した。【方法】2009年 1月から2021年3月までに当院で低被曝線量CTEを施行したクローン病患者のうち、2週間以内に大腸内視鏡検査またはバルーン内視鏡検査を施行した122例を対象とした。放射線検査と内視鏡検査の結果は、それぞれ放射線科医と消化器内視鏡医が独立して検討した。CTEと内視鏡検査の診断の一致率を算出した。【結果】26名(21.3%)のクローン病患者がTHを達成し、カッパ係数は0.743と2人の放射線科医の間でかなりの一致が見られた。TH群と非TH群の比較では、クローン病活動指数(Crohn’s Disease Activity Index ; CDAI )(P値 = 0.02)、内視鏡的治癒率(P値 < 0.001)、血清アルブミン(P値 = 0.043)、血清C反応性蛋白(P値 = 0.018)に有意差が認められた。122名の患者のうち、69名(56.5%)はCTEの診断と内視鏡検査が一致し、22名(18.0%)はTHと内視鏡の両方の治癒を達成した。【結論】本研究は、日本における低被曝線量CTEによるクローン病のリアルワードデータを示すものである。本研究で用いたTHの基準はカッパ係数が高く、多くの施設で再現性を持って用いることができると考えられる。
Creators 藤村 寛之
Languages jpn
Resource Type doctoral thesis
File Version Version of Record
Access Rights open access
Schools 大学院医学系研究科(医学)