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Tabata Naohiko

Affiliate Master Yamaguchi University

山陰地方における綾羅木系土器の展開

Page 47-72
published_at 2003-03
2008010093.pdf
[fulltext] 3.95 MB
Title
山陰地方における綾羅木系土器の展開
Creators Tabata Naohiko
弥生時代前期において、福岡県豊前地域から福井県若狭湾沿岸まで分布する綾羅木系土器のうち、山陰地方の土器について壺形土器を中心に検討を行った。前期中葉以降の山陰地方における壺形土器の基本的な属性は瀬戸内と共通している。綾羅木系土器の搬入品や忠実な模倣品は少なく、胴部形態と文様を模倣するものや無軸羽状文を多様な部位に施文するものが多い。これらは突帯文土器から遠賀川式土器への移行とともに出現する独自の地域色であり、縄文系の集団と人の移住を伴う北部九州・長門、瀬戸内との地域間交流によって発現したものと考えられる。
『山口大学考古学論集 : 近藤喬一先生退官記念論文集』近藤喬一先生退官記念事業会編 (近藤喬一先生退官記念事業会, 2003.3)
Languages jpn
Resource Type book
Publishers 近藤喬一先生退官記念事業会
Date Issued 2003-03
File Version Version of Record
Access Rights open access
Relations
[NCID]BA61750201
Schools 大学情報機構