Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University. Natural science

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Bulletin of the Faculty of Education, Yamaguchi University. Natural science Volume 22 Issue 2
published_at 1972-09

Studies on the Bonding Strength (1) : The Dowel joint of Red lauan

接着強度に関する研究(1) : ラワン材におけるダボ構造について
Yokoyama Syozo
Descriptions
この研究はレッドラワン(Red lauan)に限定した強度実験であるが,農林省から発表されている,いわゆる「林業白書」44年度,45年度によれば,我国における木材の供給量は,44年度では国産材供給量が4,682万m3,外材供給量は4,875万m3で国産材49%に対し,外材は51%を占めている。さらに45年度は外材供給量は55%にも増加し,5,682万m8もの量に達しているとのことである。そして,この中でラワン材の占める割合は,45年度では外村全量の42%にも達している。我国の木材全供給量の1/4がラワン材ということにもなるわけである。もちろん,この全てが製材用木材ではなく,パルプなどにも利用されているであろうが,現在ラワン材がいかに利用されているかは,この数字を見ても明らかである。次に表I,表II,表III,表IVについて説明したい。これは本年度5月に山口県下の中学校(技術科専任のいると思われる学校)100校を対象に木材加工に関する実態調査を行ったものの一部である。調査項目は次のようなものであった。(1)木材加工で使用している木材の種類とその割合 (2)過去3年間に行った木材加工の題材名(学年別) (3)組立てにおける接合(接着)方法とその割合 (4)接着剤の使用状況 表Iおよび表IIは(1)の調査項目をまとめたものであり,解答していただいた学校は5月末ま