山口大学工学部学報

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山口大学工学部学報 Volume 6 Issue 1
published_at 1955

Chromatographic Behaviors of Thallium and Beryllium, and Their Application to the Systematic Analysis of Iron, and Aluminum Groups Involving Rare Metals

タリウム,ベリリウムのクロマトグラフ的行動と希有金屬を含む系統分析法への應用
Harazawa Shiro
Sakamoto Takashi
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KJ00000155408.pdf
Descriptions
タリウム,ベリリウムは系統分析法においては鉄族,アルミニウム族に含まれる。著者等はすでに鉄族の中コバルト,ニツケル,亜鉛および鉄,チタン,ジルコニウムについて報告した。更にアルミニウム族ではクロム,ウラン,バナジウムおよびアルミニウムについて報告した。これ等の金属にタリウムを加えれば,著者等の目標とする希有金属を含む系統分析法は完成する。タリウム,及びベリリウムについては,若干の報告が見られる。著者等はタリウム,鉄,チタン,ジルコニウムの分離と,アルミニウム,亜鉛,ベリリウムの分離に関しクロマトグラフによる実験を行い,これ等の金属のクロマトグラフ的行動を検討し,それの系統分析法への応用について良好な結果を得ることができた。実験の方法,装置,使用ロ紙,展開剤用有機溶媒等,すべて既報の通りである。