山口医学

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山口医学 Volume 6 Issue 2
published_at 1957-06

The Action Potentials of the Nerve Innervating the Urinary Bladder of Toads

ヒキガエルの膀胱の支配神経の活動電位
Chiba Yasunori
Descriptions
1) ヒキガエルの膀胱を支配している遠心性、求心性線維の活動電位を記録し、その走路を脊髄根にまでさかのぼつて追求した。 2)膀胱神経の活動電位の分析から、該神経内には、A、B、C、の3種類の繊維の存することを知つた。A線維は求心性であり、B、C、はともに遠心性、BはX、XI前根を経てくる副交感神経性の線維、CはVⅢ前根より(synapseを経て)くる交感神経性の線維である。 3)これら各種線維の衝撃伝道速度を測定しAは10~15m/sec、Bは4.5~6.5m/sec、Cは50~90cm/secの値を得た。 4)遠心性線維の走路に関しては、収縮を目標として研究した松田の成績と全く一致している。 5)膀胱からの求心性線維はVⅢ以下の後根を経て脊髄に入ることを知つた。