山口医学

Back to Top

山口医学 Volume 57 Issue 2-3
published_at 2008-06-30

Rehabilitation of masticatory function by Implant-supported overdenture : A case after mandibular reconstruction using fibular osteoseptocutaneous flap

インプラント義歯を用いた咬合機能回復 : 血管柄付き腓骨皮弁による下顎骨再建後の1症例
Matsushita Kazunori
Mano Takamitsu
Horinaga Daiju
Mori Yoshihide
Muramatsu Keiichi
Taguchi Toshihiko
Ueyama Yoshiya
fulltext
753 KB
B030057000203.pdf
Descriptions
近年,口腔腫瘍切除後の顎欠損による咬合機能ならびに審美性の回復にインプラントが用いられるようになった.われわれは,腓骨による下顎骨再建後にインプラント義歯を用いて咬合機能の回復を行った1例を報告する.42歳の女性が左下顎歯肉の腫脹を主訴として平成16年当科を紹介受診した.左側下顎骨エナメル上皮腫の診断により,下顎骨区域切除後,血管柄付き腓骨皮弁による顎骨再建を行った.術後13カ月に再建用プレートを除去し移植骨にインプラント一次手術を行った.インプラント二次手術後,インプラント周囲炎が認められたため,口蓋歯肉をフィクスチャー周囲に移植し,付着歯肉を形成した.上部構造として磁性アタッチメントを利用したオーバーデンチャーを作製し,咬合機能の回復を得た.
Creator Keywords
血管柄付き腓骨皮弁
顎骨再建
歯科インプラント
オーバーデンチャー