山口医学

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山口医学 Volume 56 Issue 2
published_at 2007-04-30

Non-surgically treated three cases of gastric perforation or penetration associated with endoscopic mucosal resection of the early gastric cancer

早期胃癌の内視鏡的胃粘膜切除に伴う穿孔・穿通を保存的に加療し得た3例
Yagi Takeshi
Yanai Hideo
Akutagawa Noriko
Hironaka Koji
Sakaguchi Eiki
Yamashita Hiroaki
Ishigaki Noriko
Tsuruta Sonoko
Furuta Takumi
fulltext
761 KB
B030056000204.pdf
Descriptions
我々は,関門医療センター消化器科において,内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD法)導入初期の2004年4月から11月までの8か月間に,連続する胃上皮性病巣43病巣を,内視鏡的に加療した.切除法の内訳は,Strip biopsy法35病巣,ESD法8病巣である.この間,偶発症として,顕出血1例(2.3%),穿孔・穿通3例(7.0%)が経験された.穿孔・穿通を生じた要因は,過大な切除範囲の設定・強引な切除・盲目操作であった.これら穿孔・穿通の3例は,内視鏡的クリップ閉鎖・絶食・抗生剤投与にて,保存的に加療し得た.
Creator Keywords
胃穿孔
内視鏡的胃粘膜切除術
早期胃癌
Rights
本文データは山口大学医学会の許諾に基づきCiNiiから複製したものである