山口医学

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山口医学 Volume 52 Issue 4
published_at 2003-08-31

A Case of Breast Cancer with Bloody Nipple Discharge with Useful preoperative information of MRI

MRIが有用であった血性乳頭分泌乳癌の1例
Kuga Takayuki
Yagi Takaharu
Hirata Ken
Kawano Kazuaki
Katoh Tomoe
fulltext
1.23 MB
B030052000408.pdf
Descriptions
症例は52歳女性.右血性乳頭分泌で当院を受診した.右乳房全体の腫大を認めたものの,明らかな腫瘤は触知しなかった.乳管造影では乳腺全体が造影され,乳腺MRIで乳癌パターンを呈した.乳汁細胞診でclass V,マンモテックが異常高値であり手術した.術中生検迅速標本診断で乳癌と確診され,胸筋温存乳房切断術が施行された.術後経過良好で再発なく健在である.乳腺MRI診断は(1)腫瘤がはっきりしない病変,(2)血性乳頭分泌症例の診断および(3)術式決定に有用と考えられた.
Creator Keywords
乳癌
血性乳頭分泌
MRI
Rights
本文データは山口大学医学会の許諾に基づきCiNiiから複製したものである