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The effect of lifestyle and genetic factor on obesity in childhood

DT15200007_Abstract.pdf
[abstract] 4.83 MB
DT15200007_Fulltext.pdf
[fulltext] 21.6 MB
Title
生活習慣及び遺伝要因が小児期の肥満に及ぼす影響
The effect of lifestyle and genetic factor on obesity in childhood
Degree 博士(学術) Dissertation Number 創科博乙第7号 (2022-03-02)
Degree Grantors Yamaguchi University
[kakenhi]15501 grid.268397.1
Abstract
 本研究では、小児期(幼児期、学童期、青年期)の生活習慣、遺伝要因と肥満との関連を調査し、肥満予防のための公衆衛生的アプローチを検討した。食物繊維摂取が学童期の子どもの肥満および血圧、血中脂質パラメーターに及ぼす影響を明らかにすること(調査1:10~11歳の横断研究)、FT0遺伝子多型が幼児期から青年期の体格変化に及ぼす影響を明らかにすること(調査2:3歳、10歳、13歳に渡る縦断研究)、さらに、学童期から青年期にかけて身体活動がFT0遺伝子多型と体格変化に及ぼす影響を明らかにすること(調査3:13歳、18歳に渡る縦断研究)、を本研究の目的とした。
 調査1では、学童期の食物繊維摂取は肥満およびコレステロール高値のリスク低減に有効であることが示唆された。
 調査2では、幼児期から学童期にかけてFT0遺伝子の影響が強く表れ、中学生の年代になるとこの影響は逆に減弱し、部活動等が始まるこの時期の身体活動の影響が関連している可能性があることが推測された。
 調査3では、青年期で、身体活動量が多いほどBMIの増加を弱め、FT0遺伝子多型の影響を減弱させた。
 本論文の構成は5章からなる。
第1章では、緒言として、研究の背景と本研究の目的を述べる。
第2章では、食物繊維摂取が学童期の子どもの肥満および血圧、血中脂質パラメーターに及ぼす影響を検討した。
第3章では、FT0遺伝子多型が幼児期から青年期の体格変化に及ぼす影響を検討した。
第4章では、身体活動がFT0遺伝子多型と体格変化に及ぼす影響について検討した。
第5章では、結言として、本研究のまとめと今後の研究の方向性、今後の展望を述べた。
Creators 木村 圭子
Languages jpn
Resource Type doctoral thesis
File Version Version of Record
Access Rights open access