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Fujikami Mayumi

Affiliate Master Yamaguchi University

学部・附属教育実践研究紀要 Volume 2 pp. 111 - 128
published_at 2002-12-27
Creators : Kuwahara Akinori Fujikami Mayumi Noguchi Seigo Matsumoto Kouji Okazaki Chitoshi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
学部・附属教育実践研究紀要 Volume 4 pp. 229 - 244
published_at 2005-03
Creators : Fujikami Mayumi Kuwahara Akinori Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Creators : Okamura Yoshihisa Shimokawa Masayuki Shizuya Satoru Matsumoto Seiji Fujikami Mayumi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Creators : Fujikami Mayumi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Creators : Fujikami Mayumi Moda Sachie Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Creators : Fujikami Mayumi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Creators : Nakamura Hitomi Kawaraya Hiroshi Fujikami Mayumi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Creators : Yamamoto Takumi Maguchi Yuki Fujikami Mayumi Publishers : 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
Journal of East Asian studies Volume 21 pp. 23 - 49
published_at 2023-03-01
「深い学び」を展開している子どもの姿を具体化せずには、本質的な授業改善には向かいにくい。本研究では、これまでの総合的な学習の時間(以降、「総合」と表記)を巡る議論や近年の学習論の知見をふまえ、「総合」で目指す「深い学び」の特質を整理し、その定義付けを行った。とりわけ、教育心理学や教育学において1970年代から注目されてきた「ディープラーニング」の概念と文部科学省が考える「深い学び」の比較を通して、「ディープラーニング」と「総合」は、どちらも真正の課題と子どもが向き合い、それらの課題解決に関与することで、自己肯定感や自己有能感を得ていくという類似性を有していることが明らかになった。また、「総合」において重要視されてきた「レスポンシビリティ」の概念は、「総合」の学びのあり方と関連付けて学術的に検討されてきていないため、「レスポンシビリティ」と「深い学び」の関係をとらえていった。そうする中で、「総合」で具現化する子どもの姿を現す鍵となる概念には、「自分ごと」「折り合い」「手応え」も付加されることを導出した。加えて、今後より予測困難で不確実、複雑で曖昧な時代になると予測される中で求められる資質・能力を検討し、改めて「レスポンシビリティ」の重要性を位置付けるとともに、他者の存在や「協働」が「深い学び」の成立条件となることを導出した。さらに、「総合」の先行実践において、「レスポンシビリティ」を果たす子どもの育成を目指していくために、「協働的な学び」を通して、どのような子どもの姿にたどり着くことをねらい、一単位時間の授業が行われてきたのかについて検討した。その検討を通して、「総合」における「協働的な学び」は、「概念」と「方略」の高度化を目指して設定され、「概念の高度化」は「対象や課題に対する概念」「自分や自分のあり方に対する概念」の高度化、「方略の高度化」は「対象や課題の本質への迫り方」「対象(人)や仲間との向き合い方」の高度化に分けられることが明らかになった。
Creators : Fujikami Mayumi Publishers : The graduate school of east asian studies, Yamaguchi university
本研究は、教師が総合的な学習の時間(以降、「総合」と標記)における学びの様相を談話に着目して顕在化しながら、目指す姿の具現化に受けた授業改善の方向性を探る手がかりとなる、協働の質をとらえる視点を開発することを目的とする。本研究では、教室談話や会話のタイプ等に関わる先行研究、「総合」における協働を通して目指すゴールに関わる先行研究、『OECD Learning Compass Concept Notes』で示された主なコンピテンシー等を整理・分析し、「総合」における協働の質を「つながる」「共に見極める・創造する」という2つの視点からとらえていく必要があることを導出した。また、「総合」における「学びモデル」を子どもの姿で表し、その姿が具現化した教室談話を目指すべき最終段階として、本質的な協働に向かう談話を「第1段階目:無目的」「第2段階目:プレゼンテーション的」「第3段階目:協働的」「第4段階目:協働」として整理した。さらに、協働の質をとらえる2つの視点をそれぞれ具体化し、子どもの具体的な姿とともに提案した。
Creators : Fujikami Mayumi Publishers : Faculty of Education, Yamaguchi University